6月11日(金)より全国公開される、
明石家さんまの企画・プロデュースによる劇場アニメ映画『漁港の肉子ちゃん』の主題歌に、さんまの最愛の曲である
吉田拓郎「イメージの詩」が、エンディング・テーマには
GReeeeNの書き下ろし楽曲「たけてん」が決定。両楽曲を使用した本予告映像が公開されています。
『漁港の肉子ちゃん』は、
西加奈子の累計発行部数35万部超の同名小説を原作とした、漁港の船に住む共通点なしの母娘・肉子ちゃんとキクコの秘密がつなぐ最高の奇跡を描いた感動のハートフル・コメディ。監督を
渡辺歩が、脚本を大島里美が、アニメーション制作を『映画 えんとつ町のプペル』などで知られるSTUDIO4℃が担当。肉子ちゃんの声を
大竹しのぶ、娘・キクコの声をCocomiが務めるほか、人気声優の
花江夏樹や
下野紘、
吉岡里帆、
マツコ・デラックスらの声の出演でも話題となっています。
名曲「イメージの詩」は、吉田拓郎が1970年に発表したデビュー・シングルで、明石家さんまが“人生の教科書”だと語る楽曲。この楽曲に、吉田の盟友・
武部聡志が編曲を施し、サウンドプロデュースをGReeeeNが手がけたものが主題歌となります。「小さい女の子に歌ってほしい」というさんまの発案から、歌唱に、人気子役で10歳の
稲垣来泉を抜擢。さんまが、レコーディングに挑む稲垣へ「ボブ・ディランのように語りかけるように歌ってほしい。10年の人生経験をフルに発揮していただいて」と場を和ませるとGReeeeNの
HIDEによる丁寧な歌の指導によって、稲垣は、のびのびと歌の収録を楽しんだとのこと。
また、以前からさんまと交流のあるGReeeeNが書き下ろしたエンディング・テーマ「たけてん」の楽曲名は、さんまからHIDEへ5つほど案を出した中から選ばれたもの。GReeeeNはこの楽曲について「この〈たけてん〉という曲のタイトル、なんと!!さんまさんにつけていただきました!!!!頭の中で、“たけかんむり”に、天ぷらの“天”と書いてみてください。ある文字が浮かんできたのではないでしょうか。笑わせたい誰かが居る、笑って欲しい誰かが居る。そして幸せになって欲しい人が居る。そんな気持ちを込めました!」と語り、さんまは「この曲は、僕の若い頃のテレビとか雑誌とかの情報を集めて、僕のことを調べつくして書いてくれたそうで。頭が下がる思いです。楽曲名は5つぐらい、HIDEに案を送ったんです。僕が“笑い”に拘っているのをHIDEが汲み取って“他のタイトル案も有難いのですが『たけてん』が呼んでます”と。それで〈たけてん〉に決まりました」とコメントしています。
公開された本予告は、漁港の船で暮らす肉子ちゃんと娘・キクコの楽しい日常の風景から始まります。肉子ちゃんが失恋する度に各地を転々としてきた二人。いつも底抜けに明るくて元気いっぱいの肉子ちゃんに対し、少し大人びた性格のキクコは、また肉子ちゃんが恋(と失恋)をすることで、漁港を離れることになるかもしれないという不安を抱えています。そんなちょっと訳ありの母娘が、二宮、サッサン、マリアら漁港で出会う人々と触れ合う中で、たくさん笑って泣いて、心を通わせながら家族として歩んでいく姿が描かれ、締めには、下野紘が担当したイケボ(イケメンボイス)・ヤモリの意味深なセリフが。映像に重なる主題歌、エンディング・テーマが心に響く、期待の膨らむ仕上がりです。なお、前売券ムビチケは、4月16日(金)より発売されます。
[企画・プロデュース: 明石家さんま コメント]――「イメージの詩」に関してドラマ「Jimmy〜アホみたいなホンマの話〜」の時に実感したことで、自分の体に染み込んだ歌でも、今の時代に伝わるんだというのがわかって「イメージの詩」も、何かしらの形で披露したいと思っていたんです。それで、吉田拓郎さんにご連絡をしてOKをいただいて、「女性に歌ってほしいので、歌詞も変えさせてもらいたい」と伝えたら「いいよ、いいよ、さんまちゃんの自由にして」と。それで、女性目線の歌詞にしようと思って、夜通し考えたけどこの曲は、この歌詞でないとダメだということがわかって。女性に歌ってもらいたいけど、歌詞を変えるのはむずかしいから大人の歌詞を小さい女の子に歌ってもらったらいいんじゃないかと。今回、10歳の稲垣来泉ちゃんに歌ってもらったんですが、ものすごい理解力で。クインシー・ジョーンズが、ボブ・ディランに「語るように歌ってくれ」と言ったというエピソードを伝えて、「ボブ・ディランで」と依頼すると「はい。ボブ・ディラン」と、楽譜にメモとってくれたり(笑)思った以上の「イメージの詩」が出来ました。この曲が、また世に出てくれることが嬉しいです。――エンディング・テーマ「たけてん」に関してGReeeeNのHIDEとは以前から交流があって、仲の良いメンバーと食事のときに、冗談でHIDEに、映画の曲書いてもらおうとなったけど、その場で流れていて。しばらくしてから、「映画の曲やらせていただいていいですか?」とHIDEのほうから言ってきてくれて。この曲は、僕の若い頃のテレビとか雑誌とかの情報を集めて、僕のことを調べつくして書いてくれたそうで。頭が下がる思いです。楽曲名は5つぐらい、HIDEに案を送ったんです。
僕が「笑い」に拘っているのをHIDEが汲み取って「他のタイトル案も有難いのですが『たけてん』が呼んでます」と。それで「たけてん」に決まりました。[主題歌サウンドプロデュース、エンディングテーマ担当: GReeeeN コメント]ひょんなことから、さんまさんが出逢った『漁港の肉子ちゃん』という素敵な作品。ボクたちGReeeeNも作品を読ませて頂き、楽しみながら曲づくりに向かいました!曲をつくり始める前の段階から、さんまさんと何度もお話をし、映画の情景を思い浮かべながら、エンディングテーマの「たけてん」という楽曲になったわけですが、、、「たけてん???」と皆さまの脳内でなっていることと思います。それで合ってます(笑)この「たけてん」という曲のタイトル、なんと!!さんまさんにつけていただきました!!!!頭の中で、「たけかんむり」に、天ぷらの「天」と書いてみてください。ある文字が浮かんできたのではないでしょうか。(正確には「天」ではないのですが。。)笑わせたい誰かが居る、笑って欲しい誰かが居る。そして幸せになって欲しい人が居る。そんな気持ちを込めました!また、主題歌の「イメージの詩」に関しても、サウンドプロデュースという形で関わらせていただきました。オリジナルの吉田拓郎さんへのリスペクトを胸に、さんまさんからの「小さい女の子に歌ってほしい」 というアイデアを受け、編曲の武部さんとも話し合い、曲が完成しました。歌っていただいた、稲垣来泉さんの素敵な真っ直ぐさに胸をうたれました!是非、映画館で音楽にも注目してご覧ください!!!![主題歌歌唱: 稲垣来泉 コメント]私は歌が好きですが、うまい方ではなく、とても緊張していました。レコーディングの時は、HIDEさんをはじめスタッフの皆さんが、私にわかりやすく「ここは4時間目の体育の時間が終わった時の感じで歌ってね」と学校の教科の時間で表してくれたので、とても歌いやすくて面白かったです。さんまさんもとても褒めてくれました。さんまさんが声で選んでくれた事に自信を持って、私は歌いきりました。さんまさんやスタッフの皆さんが、うなずいてくれたので、とても良い歌になっていると思います。©2021「漁港の肉子ちゃん」製作委員会