英グラスゴー出身のエレクトロ・ポップ・バンド、チャーチズ(CHVRCHES)が3年ぶりの新曲「He Said She Said」をリリースしました。
バンドは2018年に前作『Love Is Dead』を発表し、2019年の終わりまで続いたワールド・ツアーの後、原点に戻って新曲に取り掛かることに。しかし、まもなく世界規模のパンデミックで身動きが取れなくなってしまい、メンバーのローレン・メイベリーとマーティン・ドハーティは米ロサンゼルス、イアン・クックはグラスゴーでそれぞれ自主隔離生活を送ることに。バンドはビデオ通話や、オンライン上でのシェアによって作品を作り始め、「He Said SheSaid」はそんな環境で生まれた最初の楽曲となっています。
「He Said She Said」では、受け入れるべきではないのに受け入れてきてしまったことを、私なりのやり方で清算してる。それは自分に対してダメージにならないよう偽ってきたこと。制作に戻ってみんなで最初に作ったのがこの曲で、まず出てきた歌詞が冒頭の「彼は言った“君には飽き飽きした”」だった。どのヴァースも、今まで実際に男性から言われたことを皮肉にしたり別の言葉に置き換えたりしている。女性として生きるのはひどく厄介なことよ。でも空洞に向かって叫ぶよりも、ポップソングにのせて喚く方がよっぽどいいと思った。この1年のことを考えると、誰もが共感できるのは、頭がおかしくなりそうって感情だろうと思う。 ――ローレン・メイベリー(チャーチズ)