フィメール・ラップ・デュオの
FEMMが
デュア・リパや
M.I.A.を手掛けるADPをプロデューサーに迎え、5月21日にリリースした新曲「Private Dancer」のミュージック・ビデオを公開しています。
代表曲「Fxxk Boyz Get Money」が欧米のティーンに支持され、デビュー・アルバム『Femm-Isation』が全米ビルボードチャート「World Albums」でTOP10入り、フィメール・ラップ・シーンの新時代を切り拓いてきたFEMM。2021年3月にリリースした「Sugar Rush」のMVが、UKの「Notion」から公開され、カルチャーマガジン『Wonderland』やロンドンの音楽メディア「Music Crowns」にもピックアップ、Spotifyでは、『POP Hits』『DARK POP』『THE BEST INDIE POP』『POP Hits』『Music Warp』など、トレンドセットなプレイリストに続々と登場し、イギリスを中心に再び欧米からの注目を集めています。
翌4月に発表したUKガラージ・2ステップ調の「Keep It Cool」に続き配信リリースされた新曲「Private Dancer」は、ADPのほか、
マイリー・サイラスや
ゴシップの
ベス・ディットーなどを手掛けたJenn Decilveoがサウンドプロデュースを担当。多くの一般的な人々が、実は、心の内に秘めている“愛情の相反性”を歌っており、ゴシック・ロックを彷彿とさせる硬質なデカダンスな曲調のナンバー。既にSpotify JapanやYouTube Musicの主要プレイリストにもセレクトされ、リスナーを増やしています。
公開されたMVは、行き過ぎた愛情が産み落とす“支配したい”という欲望と、愛されたいという想いの裏に潜む“支配されたい”という願望の相反する2つを「マリオネット(操り人形)」というFEMMらしいヴィジュアル・コンセプトで表現。支配したいと望む恋人の脳内を仮想空間化し、そこに囚われているようで、囚われてあげているFEMMの姿が描かれたものに。FEMMを操るマリオネットの糸は、恋人が操っているように見えて、実は、彼女たち自身が好きに動かしているというサディスティックな意図が垣間見えます。ドラマティックかつエロティックでもあるダンスとともに、耽美な世界観が味わえる映像に仕上がっています。