ジョージ・ハリスン(George Harrison)が1970年に発表した名盤『オール・シングス・マスト・パス』が、発売50周年を記念して8月6日(金)に初のマルチ・フォーマットで発売されます。トレイラーとこれまで未発表だった「ラン・オブ・ザ・ミル(テイク36)」が公開中。
いくつかの仕様のうち5CD + 1Blu-rayの50周年記念スーパー・デラックス・エディションのCDには、オリジナル・マスターテープからリミックスしたオリジナル・アルバムと42曲の未発表のデモ、セッション・アウトテイク、スタジオ・ジャム音源を含む全70曲、Blu-rayにはオリジナル・アルバムのHDステレオ、5.1サラウンド、ドルビー・アトモスのオーディオを収録。妻のオリヴィア・ハリスンが監修した全60頁のブックレットには、当時の未公開写真や記念品、手書きの歌詞、日記、スタジオでのメモ、テープ保管箱の画像、楽曲解説などが掲載されています。
エグゼクティヴ・プロデューサーは息子の
ダーニ・ハリスンが、またプロダクト・プロデューサーはデヴィッド・ゾンシャインがそれぞれ担当。ミキシングは、グラミー賞を3度受賞したエンジニアのポール・ヒックス(
ビートルズ、
ローリング・ストーンズ、
ジョン・レノン)が手がけました。
ジョージ・ハリスンはかつてこのアルバムについて「作り始める前から、いいアルバムができるってことはわかっていた。というのも、手持ちの曲が本当にたくさんあったし、エネルギーも本当にたくさんあったからね。あれやこれやのあとで自分のアルバムをついに作るのは……楽しかった。夢の中でも、とびきりの夢だった」と語っています。
Photo by Barry Feinstein