新国立劇場は、この秋の新シーズン開幕に勇気と希望あふれるシンデレラ・ストーリーの
ロッシーニのオペラ『チェネレントラ』を上演します。フィナーレで歌われるチェネレントラ(シンデレラのイタリア語)の「苦しみと涙のうちに生まれ」をはじめとする愉快な重唱に華麗な装飾満載のアリア、早口のアジリタで盛り上がるクライマックスと、ロッシーニの魅力満載の作品の舞台を、演出を担当したイタリア・オペラの名手・粟國淳は黄金期のチネチッタに設定。このオペラを映画のヒロイン探しの物語に変身させ、幸せを勝ち取る女性のストーリーを描きます。日程は10月1日(金)〜10月13日(水)、会場は新国立劇場オペラパレス。チケットは8月28日(土)に発売されます。
指揮はイタリアの巨匠
マウリツィオ・ベニーニ。そして
アレッサンドロ・コルベッリ(ドン・マニフィコ役)、
ルネ・バルベラ(ドン・ラミーロ役)ら世界のロッシーニ歌いとともに、イタリアで大躍進を遂げベルカントの主役を次々射止めている脇園彩が、シーズン開幕公演のタイトルロールに登場。得意のアンジェリーナ(チェネレントラ)役を披露します。
図版は『チェネレントラ』舞台スケッチ