2021年で生誕100周年を迎えた
アストル・ピアソラが、タンゴの名門レーベルRCAに残したアルバムが8月25日(水)に再発されます。ラインナップは、パリに留学していた1955年に録音した初期のアルバム『
シンフォニア・デ・タンゴ』から、1990年のマノス・ハジキタスとの共演を収める晩年のライヴ・アルバム『
バンドネオン・シンフォニコ~アストル・ピアソラ・ラスト・コンサート』まで、60年代から70年代にかけての作品を中心にした10枚。各盤には書下ろし / 加筆訂正されたライナーノーツが封入されます。
上記2タイトルのほか再発されるのは、米ニューヨークから帰国したピアソラが五重奏団(キンテート)とともに初めて録音した記念碑的な『
ピアソラ、ピアソラを弾く』(61年)、五重奏団とタンゴの古典的名曲を中心に録音した『
ピアソラか否か?』(61年)、「ブエノスアイレスの四季」を全曲収録する歴史的ライヴ・アルバム『
レジーナ劇場のアストル・ピアソラ 1970』(70年)、結成10周年を迎えた五重奏団が圧倒的な演奏を聞かせる『
五重奏のためのコンチェルト』(70年)、新たに結成した九重奏団“コンフント9”と新たな音楽を目指した2作『
ブエノスアイレス市の現代ポピュラー音楽 第一集』(71年)と『
ブエノスアイレス市の現代ポピュラー音楽 第二集』(72年)、オスバルド・タランティーノ(p)を含む五重奏団とのライヴを収録する転換期の『
天使の死~オデオン劇場1973~』(73年)、ゲストに歌手の
ロベルト・ゴジェネチェを迎えたライヴ・アルバム『
ピアソラ=ゴジェネチェ・ライヴ1982』(82年)。