大貫妙子が、近年アナログで再発されて大好評を博してきたRCA時代の3作品を11月10日(水)にSACD Hybridで再発することを発表しています。
再発が決定したのは、『
MIGNONNE』、『
ROMANTIQUE』、『
AVENTURE』の3作品。アナログ盤と同じくバーニー・グランドマンによるマスタリング音源となります。SACD(ス―パーオーディオCD)Hybridとは、CD層とSACD層の二重構造となった、SACDプレーヤー(SACD層を再生)でも、既存のCDプレーヤー(CD層を再生)でも、どちらでも再生できるディスク。SACDは、CDの約4倍のデータ量を誇り、アーティストや制作者側が意図したオリジナル・マスターにより極めて近い高音質で再生が可能で、大貫の音楽を楽しむことができます。
『MIGNONNE』は、1978年9月25日にオリジナル・リリース。「横顔」「突然の贈りもの」「海と少年」など、
矢野顕子、
竹内まりや、
槇原敬之らがカヴァーした名曲が数多く収録された大貫3枚目のオリジナル・アルバムで、ヨーロピアン・サウンド志向の3部作『ROMANTIQUE(ロマンティーク)』『AVENTURE(アヴァンチュール)』『Cliche(クリシェ)』へとつながる重要作です。アレンジャーは
坂本龍一と
瀬尾一三が担当し、
細野晴臣、
高橋幸宏、
鈴木茂等豪華メンバーが参加。海外で特に人気が沸騰している「4:00A.M.」を収録しています。
『ROMANTIQUE』は、1980年7月21日にオリジナル・リリース。ヨーロピアン・サウンドをコンセプトに制作された名盤と誉れ高い“ヨーロッパ3部作”の第1弾、通算4枚目のオリジナル・アルバム。アレンジャーに坂本龍一、
加藤和彦、
清水信之、演奏陣として坂本龍一、細野晴臣、高橋幸宏らが全面バックアップし、当時
YMOのツアーに参加していた
大村憲司、
松武秀樹も参加しています。
シュガー・ベイブ時代の『
SONGS』に収録された「蜃気楼の街」のセルフ・カヴァーも収録。ボーナス・トラックとしてアルバム未収録の「愛にすくわれたい」を収録しています。
『AVENTURE』は、1981年5月21日にオリジナル・リリース。“ヨーロッパ3部作”第2弾、通算5枚目のオリジナル・アルバムで、エキゾティックな前作『ROMANTIQUE』に比べると、「恋人達の明日」に象徴されるように、より明るくポップなサウンドに仕上げられた作品。アレンジは坂本龍一、
前田憲男、加藤和彦、大村憲司、清水信之が担当しています。