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オペラ界の女王、アンナ・ネトレプコが5年ぶりのソロ・アルバム『闇に抱かれ』を発表

アンナ・ネトレプコ   2021/08/30 12:51掲載
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オペラ界の女王、アンナ・ネトレプコが5年ぶりのソロ・アルバム『闇に抱かれ』を発表
 オペラ界の女王と称されるソプラノ歌手、アンナ・ネトレプコ(Anna Netrebko)が、5年ぶりのソロ・アルバム『闇に抱かれ』を11月5日(金)に発表します。世界最高峰のオペラの殿堂、ミラノ・スカラ座のオーケストラと、その音楽総監督である指揮者リッカルド・シャイーとともにネトレプコの50歳を記念して制作されたこのアルバムに収録する、ヴェルディ:歌劇『アイーダ』から「勝ちて帰れ!…神々よ、私の苦しみに憐れみを!」(Verdi: Aida: Ritorna vincitor …Numi,pietà)のミュージック・ビデオが公開されています。

 従来の美しく強靭な声に、すばらしいコクと熟成した重みを加え、抜群の安定感と表現でさらに進化を続けるネトレプコ。近年、彼女はドラマティックな役柄に転向し、大きな成功を収めていますが、このアルバムにはその成果が最良の形で収められています。プッチーニ、ヴェルディ、ワーグナーをはじめとする珠玉のオペラ・アリアは、情熱的な愛に生き、運命に翻弄され、憧れ・諦念・絶望・死……といったさまざまな境遇にあるヒロインの心情をうたいあげたもので、『蝶々夫人』の「ある晴れた日に」、『アイーダ』の「勝ちて帰れ」、『トリスタンとイゾルデ』の「イゾルデの愛の死」など、オペラの代表的なアリアを多数含んでいます。

 「衣裳をつけて舞台に立つとき、私は本当に役柄になりきることができます」というネトレプコは、録音に際して「これらの作品は非常に異なっているため、ヴェルディ、ワーグナー、シュトラウス、チャイコフスキーと、それぞれの作品に合わせて発声法を変える必要がありました。歌唱のアプローチとテキストを正確に読み取ることが、役柄に入り込むために最も重要です。正しい方法で読み解き、それを描き出すことが私の義務なのです」と語っています。


©Gregor Hohenberg

アンナ・ネトレプコ『闇に抱かれ』
classic.lnk.to/Netrebko_amataPR
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