エルトン・ジョン(Elton John)が、コロナ禍のなか1年半にわたってリモートで制作したニュー・アルバム『ロックダウン・セッションズ』を10月22日(金)に発表します。
デュア・リパ、
サーフェシズ、
リナ・サワヤマ、
ヨーヨー・マ、
エディ・ヴェダー、
スティーヴィー・ワンダー、
スティーヴィー・ニックスら多くの人気アーティストとコラボレーションした楽曲を収録。
新型コロナウイルス感染拡大の影響により、エルトンの〈フェアウェル・イエロー・ブリック・ロード・ツアー〉が道半ばで中断を余儀なくされたのは、2020年3月のことでした。世界が機能停止し始めた頃、エルトンはみずから担当するApple Musicの番組『Rocket Hour』を通じて親交を温めてきた数々のアーティストたちとともに、それぞれ異なるプロジェクトを立案。それが、彼自身によって『ロックダウン・セッションズ』と名付けられました。本アルバムは、彼がキャリアを一周し、セッション・ミュージシャンとしてのルーツに立ち返った作品にもなっています。
エルトンは新作について「ロックダウン期間中、アルバムを作ることになるなんて、少しも予期していなかったんだ。でも、感染拡大が進むにつれ、単発のプロジェクトが続々と持ち上がってきてね。レコーディング・セッションの中には、Zoomを使ってリモートで行なわなければならないものもあったんだけど、言うまでもなく、僕にとっては初めての経験だったよ。今回のセッションの中には、とても厳格な安全規定の下で録音が行なわれたものもあった。たとえば、ほかのアーティストと一緒に作業をしてはいるんだけれど、間がガラスの衝立で仕切られていたりしたんだ。でも、僕が今回取り組んだ曲はどれもすごく興味深く、多様性に富んでいたよ。世の中に知られている僕の代表曲とはまったく異なっていて、慣れ親しんだ安全地帯から、完全に新たな領域へと僕を連れ出してくれるものだった。そしてこういった作業に、何だか不思議な親しみを感じている自分に気が付いたんだ。キャリアをスタートさせた60年代後半頃、僕はセッション・ミュージシャンとして働いていてね。ロックダウン中にさまざまなアーティストたちと一緒に仕事をしていて、そのことを思い出したよ。僕は一周回って、ふたたびセッション・ミュージシャンに立ち返った。そしてそれはやはりとても素晴らしい体験だったんだ」とコメントしています。