1972年の
サディスティック・ミカ・バンドへの参加から50年近くにわたり、ドラマー、シンガー、コンポーザー、プロデューサー……と、アーティストとして第一線の活躍を続けてきた
高橋幸宏。
YMOの社会現象的ブレイクを経てソロ・アーティストとしてのアイデンティティーを確立したと言える80年代前半のソロ作品(『
音楽殺人』〜『
四月の魚』サントラ)に焦点を当てたリイシュー・シリーズが今秋に始動する予定です。それに先駆けて入門編コンピレーション盤『
GRAND ESPOIR(グラン・エスポワール)』が、10月27日(水)にCD / LPで同時リリースされることが決定。
タイトルの“GRAND ESPOIR”は、アルバム『
ニウロマンティック』(1981年)に収録される「大いなる希望 -Grand Espoir-」に由来し、選曲とマスタリングには
砂原良徳を起用。2枚組のLPとCD版のDisc 1は同内容で、1980〜85年のソロ作品から代表曲、重要曲が収録されます。LPのカッティングは米国の名匠エンジニア、バーニー・グランドマンが担当。
また、CD版のDisc 2は同時期の他アーティスト提供曲、プロデュース作品、企画アルバムからの選曲で、高橋幸宏の多彩な魅力を伝える内容に。アートディレクション〜デザインは
TOWA TEI、ジャケット・アートワークは国際的にも評価の高い美術家・TOMOO GOKITAが担当。2018年のYMOコンピレーション盤『
NEUE TANZ』の制作陣が再び集結し、高橋幸宏の長きにわたる活動を寿ぐ企画となっています。
Photo©Masayoshi SukitaPhoto©Sheila Rock