ニュース

ABBAが40年ぶりに復活し新曲2曲公開 11月に新作アルバムを発表、来年5月からコンサートも

アバ   2021/09/03 13:46掲載
はてなブックマークに追加
ABBAが40年ぶりに復活し新曲2曲公開 11月に新作アルバムを発表、来年5月からコンサートも
 「ダンシング・クイーン」「ママ・ミア」など多くの世界的ヒット曲を持つポップ・グループ、アバ(ABBA)が40年ぶりの復活を発表。新曲10曲を収録するスタジオ・アルバム『ヴォヤージ』を11月5日(金)に発表します。この新作から、2曲の先行シングル「アイ・スティル・ハヴ・フェイス・イン・ユー」「ドント・シャット・ミー・ダウン」が公開中。また、アバターとなったABBAの4人が10人編成の生バンドとデジタル的に共演するコンサート〈ABBA Voyage〉が2022年5月27日(金)から英ロンドンのABBAアリーナで開催されます。

 新作『ヴォヤージ』は、スウェーデンのストックホルムにある、メンバーのベニーのスタジオ〈Riksmixningsverket〉にメンバーが集結してレコーディングを実施。プロデュースもバンド自身が行なっています。

 ロンドンのクイーン・エリザベス・オリンピック・パークに設置された3,000人収容の会場、ABBAアリーナで2022年5月から開催されるコンサートに出演するデジタル版ABBAは、バンド・メンバーの4人が、ジョージ・ルーカスが設立したインダストリアル・ライト&マジック社の850人のチームとともにモーションキャプチャやパフォーマンステクニックを駆使し、何ヵ月もかけて作り上げてきたもの。同社にとって、これが音楽分野への初進出となります。チケット購入の事前登録はabbavoyage.comで9月3日18時よりスタート、一般発売は9月7日(火)に開始されます。

[コメント]
 私達が最後に一緒に音楽を作ってから、随分時が経ちました。実に約40年ぶりです。1982年春に活動を休止したのですが、そろそろそれに終わりを告げようと決意しました。前のアルバムと次のアルバムとの間に40年以上の間隔を空けるのは無謀だと言われています。それで私達は今回、前作『ザ・ヴィジターズ』に続く作品をレコーディングしました。実を言うと、再びレコーディングを行なうことに、私達を駆り立てた最大のインスピレーションの源は、想像を絶するような、今までに見たことのない壮観なコンサートの制作に関わったことでした。来春、ロンドンの特設アリーナで、デジタルに再現された私達ABBAが自分達の曲をステージ上で演奏する様子を、私達自身も観客席に座って見ることができるようになるのです。不可思議ですが素晴らしいですよね!

 この数十年にわたり、何らかの方法で私達のことを辛抱強く見守って下さった皆さんへ。

 大変お待たせしました - いよいよ新たな旅の始まりです。

 「私達はこれを“ヴォヤージ(Voyage)〜航海”と呼んでいますが、正に未知の海原へと私達は船出しようとしているところです。若き日の自分達の力を借りて、未来へと旅立つ。言葉で説明するのは容易ではないのですが、これは前例のないものです」

 「今回のプロジェクトで、私(ベニー)が一番楽しんだのはどの部分か、それは簡単には言い表せません。皆と共にコンサート制作に携わったことであるとか、あるいは40年ぶりに一緒にまたスタジオへ戻ってきたことであるとか。フリーダとアグネタの歌声を再び聴くことが出来るのも、このプロジェクトにおける最上級の醍醐味だと思います。このアリーナに足を運んでいただくと、素晴らしい10人編成のバンドを従えた私達4人がそこにいます。たとえ生身ではなくても、クリエイティブ・チームとILMの素晴らしい仕事のおかげで、私達は正にその場に存在していることでしょう」

 「2018年に行った最初のセッションは、とても楽しいものでした。そのあとベニーから電話がかかってきて、もう少し歌ってみるのはどうかと訊かれ、私(フリーダことアンニ=フリッド)はすぐに飛びつきました。それに、あの素晴らしい曲の数々ときたら!! 卓越した才能に溢れた、正に天才的なこのソングライター達に、私から敬意と愛を捧げます。このグループともう一度また一緒に仕事ができて、どんなに嬉しかったか。この作品にとても満足していますし、ファンの皆さんにも同じように感じていただければと願っています」

 「スタジオで再会した時は、これから何が起こるのか、私(アグネタ)には見当も付きませんでした……。でも、ベニーのレコーディング・スタジオは、とても和気藹々とした安心できる環境だったので、いつの間にか心から楽しんでいました! この作品を世界の皆さんと分かち合える時がとうとうやって来たなんて、信じられないくらいです!」

 「あの二人は本当に驚くほど素晴らしいシンガーで、彼女達の歌唱力に、私(ビョルン)は完全に圧倒されました。彼女達は真のミュージシャンです。ポップスターの華やかな面に心を奪われることが全くなく、今も変わらず、レコーディング・スタジオで創造性を発揮することを多いに楽しんでいるのです。この“ヴォヤージ・プロジェクト”は、色々な意味で、私達に新たな息吹を吹き込んでくれました」

 「では繰り返しとなりますが、お待たせしました! 待っていて下さってありがとう! 〈ABBAアリーナ〉で、皆さんにお会いできるのを、そう“お会い”できるのを、楽しみにしています。私達はこのアバターに、相当な心血を注ぎましたから。私達は復活したと、そう言っても過言ではありません」


――アグネタ、ビョルン、ベニー、アンニ=フリッド
2021年9月2日 スウェーデン ストックホルム




Photo by Baillie Walsh

ABBA Voyage
abbavoyage.com

ユニバーサル ミュージック
www.universal-music.co.jp/abba
最新ニュース
※ 掲載情報に間違い、不足がございますか?
└ 間違い、不足等がございましたら、こちらからお知らせください。
※ 当サイトに掲載している記事や情報はご提供可能です。
└ ニュースやレビュー等の記事、あるいはCD・DVD等のカタログ情報、いずれもご提供可能です。
   詳しくはこちらをご覧ください。
[インタビュー] 突如あらわれた驚異の才能! 10代の集大成となる1stフル・アルバム Meg Bonus[特集] 嘘の本屋 リアル異変探しゲーム「嘘の本屋」
[インタビュー] TSUMUZI 5拍子の魅力に取りつかれた男の新作は、これまでのリズム研究の集大成[インタビュー] みやけん×ヒビキpiano 「二刀流」vs 「超テクニック」人気のピアノ男子対談!
[インタビュー] 佐野元春 自身の名曲群を“再定義”した 最新アルバム『HAYABUSA JET I』[インタビュー] ヒロイックニューシネマ “誰かのヒーローになる” 新体制となって初の全国流通アルバム完成
[インタビュー] エクスペリメンタルHip HopユニットDry Echoes 4年ぶりとなる2ndアルバム完成[インタビュー] 三浦文彰 清水和音 『ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ全集』を発表 全曲演奏会の最終回を東京と大阪で開催
[インタビュー] のん (映画『私にふさわしいホテル』)[インタビュー] 角野隼斗 イメージ・キャラクターを務める「ベスト・クラシック100極」のコンピレーション・アルバムを選曲・監修
[インタビュー] 色々な十字架 話題の“90年代ヴィジュアル系リヴァイヴァル”バンド 待望のセカンド・アルバムをリリース[インタビュー] アシックスジャパンによるショートドラマ 主題歌は注目のSSW、友成空
https://www.cdjournal.com/main/cdjpush/tamagawa-daifuku/2000000812
https://www.cdjournal.com/main/special/showa_shonen/798/f
e-onkyo musicではじめる ハイカラ ハイレゾ生活
Kaede 深夜のつぶやき
弊社サイトでは、CD、DVD、楽曲ダウンロード、グッズの販売は行っておりません。
JASRAC許諾番号:9009376005Y31015