第157回直木賞受賞作『月の満ち欠け』など、佐藤正午の数ある傑作のなかでも最高到達点との呼び声高い小説を原作とした『鳩の撃退法』は2021年8月27日に全国ロードショー。KIRINJIが映画『鳩の撃退法』の劇中エンディングで
井上陽水の名曲「氷の世界」をカヴァーしていることが話題となっているほか、さらにタカハタ監督 ×
つんく♂の特別対談が公開されています。
原作では小説表現の臨界点を超えた、まさに先の読めないストーリーが展開されます。これまで物語の全貌が見えてこなかった『鳩の撃退法』がついに全国公開を迎え、
藤原竜也演じる天才作家・津田伸一が仕掛た謎によって「少し難しい内容だったけど、終始引き込まれた」「ウソ?ホント?わかったような…わからないような…自分の想像力が試されて、面白かった!」「フィクションなのか現実なのか分からないから展開にドキドキした」と、日本中から翻弄された!という声が続出している本作。天才作家・津田伸一役を藤原竜也が演じるほか、
土屋太鳳、
風間俊介、
西野七瀬、
豊川悦司ら豪華キャストが集結し、監督はTVドラマ『赤めだか』でギャラクシー賞ほかドラマ界の賞を総なめするなど、映画だけではなくTVドラマ・バラエティ・ミュージクビデオとジャンルを問わず、マルチに活躍するタカハタ秀太が務めます。さらに、本作の主題歌・劇伴を担当する
KIRINJI・
堀込高樹が劇中で、
井上陽水の名曲「氷の世界」をカヴァーしていることが、いま話題となっています。
「氷の世界」を表題曲とした同タイトルのアルバムは日本国内で初めてミリオンセラーを達成するなど、まさに日本の音楽史に残る名曲。「氷の世界」の唯一無二の世界観に惹かれたタカハタ監督は「映画のラストでどんな音楽が流れたら、観た人が納得するかを考えたときにこの曲しかなかった」と楽曲の使用を熱望。その結果、本作の主題歌・劇伴を務めたKIRINJI・堀込高樹によって「氷の世界」がカヴァーされることが決定しました。
また、タカハタ監督と日本を代表する音楽プロデューサー・
つんく♂の特別対談が公開。タカハタ監督はかつて放送された伝説のTV番組『ASAYAN』のディレクターを務めるなど、つんく♂とは深い繋がりがあり、今回の特別対談が実現。対談の中でつんく♂も「鳩の撃退法は作品全体がロック。氷の世界が使われている最後のエンディングでやられた」とタカハタ監督の手腕と堀込のカバーによる「氷の世界」を絶賛しました。また映画の話に加えてここでしか聞けないモーニング娘。の当時の裏話なども満載。特別対談はつんく♂の公式YouTubeチャンネル「つんく♂エンタメちゃんねる」にて、対談のダイジェストが公開されています。
©2021「鳩の撃退法」製作委員会 ©佐藤正午/小学館