大貫妙子が、RCA在籍時に発表した『
Cliche』、『
SIGNIFIE』、『
カイエ』を12月8日(水)にSACD Hybrid盤で発売します。
大貫のRCA時代の作品『
MIGNONNE』、『
ROMANTIQUE』、『
AVENTURE』の3作品が同じくバーニー・グランドマンのマスタリングによるSACD Hybrid盤にて11月10日(水)に発売されることが決定しており、11月10日発売の3タイトルと12月8日発売の3タイトルと併せ、これで大貫のRCA時代の全作品が揃うこととなります。
『ROMANTIQUE』『AVENTURE』に続くヨーロッパ3部作完結となった『Cliche』、TVドラマ主題歌にもなった名曲「夏に恋する女たち」を収録した『SIGNIFIE』、映像版『カイエ』のサウンドトラック的アルバムといえる『カイエ』、いずれも大貫のキャリアにおける重要作ばかり。海外から『MIGNONNE』アナログ盤を買い求めるユーザーがTVで取り上げられ、バーニー・グランドマンのマスタリングにて再発された一連のアナログ盤も『MIGNONNE』が完売するなど、大貫の人気は今や日本国外にまで広がりつつあります。
『Cliche』は、1982年9月21日にオリジナル・リリース。東京とパリで録音された大貫通算6枚目のアルバムで、ヨーロッパ3部作が遂に完結。東京録音のアレンジは
坂本龍一、パリ録音のアレンジは、世界的フィルム・コンポーザーとして知られる
フランシス・レイのアレンジや映画『
愛と哀しみのボレロ』の音楽監督もつとめた
ジャン・ムジーが担当しており、「黒のクレール」「色彩都市」「ピーターラビットとわたし」を含む大貫初期を代表するアルバムです。
『SIGNIFIE』は、1983年10月21日にオリジナル・リリース。大貫通算7枚目のオリジナル・アルバムで、TVドラマ主題歌にもなった名曲「夏に恋する女たち」を含む全10曲収録。プロデュースは大貫、アレンジャーは坂本龍一、
清水信之、
鈴木慶一で、カセットテープ版のみ収録だった「みずうみ」をボーナス・トラックとして収録しています。
『カイエ』は、1984年6月6日にオリジナル・リリースされたRCA最後の作品。レコーディングは日本とパリで行なわれ、アレンジに坂本龍一、
ジャン・ミュージーほか
清水靖晃、清水信之が参加しています。NHK『おしゃべり人物伝』テーマ・ソング「宇宙(コスモス)みつけた」を収録。「ラ・ストラーダ」から「夏に恋する女たち」のインスト・ナンバー3曲は、まるでフランス映画のサウンドトラックを聴いているかのような、美しくも切なく、そして圧巻の、映像版『カイエ』のサウンドトラック的アルバム作品。「メトロポリタン美術館(ミュージアム)」をボーナス・トラックとして収録しています。