アニメーション映画『この世界の片隅に』『この世界の（さらにいくつもの）片隅に』の音楽や、KIRINJIやトイピアノカルテットのtoi toy toiへの参加などでも知られる音楽家のコトリンゴが、2013年に発表したアルバム『ツバメ・ノヴェレッテ』を自身でオーケストラ化した新解釈版を、12月19日（日）に岐阜県・高山市民文化会館の公演〈ツバメ・ノヴェレッテ 〜 コトリンゴ × 首藤康之 × オーケストラ・アンサンブル金沢で送る、新時代のダンス交響詩 〜〉で披露することが決定しています。

　『ツバメ・ノヴェレッテ』は、白いツバメが主人公の物語をイメージして制作されたコンセプト・アルバム。同アルバムの楽曲を、自らの手で新たにオーケストラ作品として書き上げ、12月19日（日）に岐阜県・高山市民文化会館の公演でお披露目となります。

　同公演でアルバムの重要なモチーフでもあるツバメを演じるのは、モーリス・ベジャールら一流振付家からオファーを受け、国際的に活躍する舞踏家の首藤康之。歌唱はコトリンゴのほか、男声オペラ・ユニットのTHE LEGENDの3人（志村糧一、吉田知明、菅原浩史）、演奏は弦楽合奏の質感に定評があるオーケストラ・アンサンブル金沢がそれぞれ担当し、『ツバメ・ノヴェレッテ』を新たに解釈した世界を綴る舞踊交響詩を生み出します。

　この刺激的なイベントの仕掛け人は、クラシック音楽の新しい聴き方を提案する「爆クラ！」シリーズをプロデュースする著述家の湯山玲子。湯山は「クラシックの未来は真に魅力的かつクリエイティヴな新曲の誕生にこそある。パソコンの打ち込みでオケの音色を再現できてしまう今、その“作曲者”たちは実はクラシック以外に眠っているのだ」と呼びかけています。

　岐阜県・高山市へ足を運ばないと体験できないこの新解釈『ツバメ・ノヴェレッテ』のお披露目公演のチケットは、10月30日（土）に発売をスタート。イベント及びチケットの詳細は、公演オフィシャル・サイトをご参照ください。