モーニング娘。で絶対的エースとして活躍し、卒業後は約5年間芸能活動を休業、米ニューヨークでのダンス留学を経て復帰した
鞘師里保の初となるドキュメンタリー・フィルム『Middle of the Night』。11月27日(土)東京・ユナイテッド・シネマ アクアシティお台場にて、鞘師里保登壇の舞台挨拶付き上映イベントが行なわれました。
本作品は、1st EP『
DAYBREAK』に収録されている楽曲「LAZER」の制作に焦点を当て、打ち合わせやレコーディング風景から初ライヴまでの制作過程を追ったドキュメンタリー。制作陣が知っている数々のエピソードやスタッフが撮影した素顔、インタビューを重ねて掘り下げられた本心とともに、5年間の沈黙を経て復帰した理由が明かされます。
ファンたちの温かい拍手に迎えられて登場した鞘師は、本作について「ドキュメンタリーを撮ることになってから、覚悟を決めて生きていました。人前で決して感情を出すタイプではない私が、こんなこと言ってもいいのかな?と考える暇もなく、赤裸々に語っています。正直な姿をさらけ出しました」と説明。自ら作詞や振付に挑んだ制作過程での苦悩や葛藤も収められた本作では、涙を流すシーンも。鞘師は「表現することと、実際に創作するのは別の作業。ダンスや歌うことが大好きだからこそ、これがベストなのか、曲に寄り添ったものになっているのか悩みました」と語りました。
イベント中盤には、初上映を記念し、五十嵐洸平監督と、楽曲のA&Rを担当した水江文人も登壇。水江は、鞘師について「自分の中身全部を表に出す人ではない。色んな人に違う側面を少しずつ見せている。だから映画を通して、鞘師さんが何を考えているか、ちょっとずつ違う角度から観ることができた」と言及。また、本作にて鞘師の本心を知る上で大きな要となっている、ドキュメンタリー撮影を機に録音することを決めたという本人のボイスブログについて、五十嵐監督は「かなりの数のボイスブログをもらった。全部聞いて、その中でも映画に使用したのは極一部。マネージャーさんにも聞かせておらず、全貌を知っているのは僕だけ。深夜3時のボイスブログはエモかった」と思い出を語りました。対して、鞘師は「最初はドキュメンタリーの素材として録り始めたが、自分のためにも必要な作業。自分自身と向き合うことができた」と応え、「映画を観たマネージャーに“こんなに一緒にいるのに知らない一面があった。深夜3時まで起きてたの?”と驚かれた」とエピソードも披露しました。
イベント終盤には、2nd EP『Reflection』のリリース決定もサプライズで発表され、収録曲「Winding Road」のティザー動画も披露。新曲について鞘師は「自分の全力を出しているときに、人に否定されると落ち込んでしまうと思います。私もそう。表面的なところで何かを言われても、自分自身の本質を理解して向き合ってる人こそ強いんだと伝えたかった。魂のこもりにこもった楽曲になっているので、楽しみにしていてほしい」と呼びかけました。最後に改めて映画館に足を運んでくれた観客への感謝を述べ、「全国各地での上映会もあり、ようやく会いに行けることが本当に泣きそうなぐらい嬉しい。また皆と会えるようにまだまだ頑張りたい」と語気を強め、舞台挨拶は幕を閉じました。
本作は、東京での上映を皮切りに、12月には、名古屋・大阪・広島・福岡にて舞台挨拶付き上映会ツアーが決定しています。
©︎2021「Middle of the Night」
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鞘師⾥保登壇 映画『Middle of the Night』全国上映会ツアー12月11日(土)愛知 109 シネマズ名古屋/大阪 TOHO シネマズ 梅田、TOHO シネマズ セブンパーク天美
12月12日(日)福岡 ユナイテッド・シネマ福岡ももち、T・ジョイ博多
12月18日(土)広島 広島バルト 11、T・ジョイ東広島
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