ジャパニーズ・シティ・ポップ・ブームの立役者の一人、韓国のプロデューサー / DJの
Night Tempoによる初のメジャー・オリジナル・アルバム『
Ladies In The City』が、12月1日(水)より発売、配信開始となりました。
本アルバムの舞台は80年代後半から90年代の日本。
BONNIE PINK、
上坂すみれ、
刀根麻理子、
山本彩、
野宮真貴、
道重さゆみ、Crystal Tea、
竹内美宥、十束おとは(
フィロソフィーのダンス)、
国分友里恵という、80年代から活動を続けるベテランから、今を時めく若手アーティストまで10組が参加し、高度経済成長を背景に社会進出を果たした都会に暮らす女性達の物語を綴ったコンセプチュアルな作品です。イラストを手掛けたのは、「スローモーションをもう一度」「機動戦士ガンダム バンディエラ」を手掛ける人気漫画家の加納梨衣。アート・ディレクションは一連の先行シングルのジャケットも手掛けるhighlights inc.が担当しています。
リード曲は野宮真貴をフィーチャーした「Tokyo Rouge」。アルバムの世界観を一番表現していると言っても過言ではないこの楽曲で、彼女出演のミュージック・ビデオの制作も今後予定とのこと。
また、アルバム発売を記念して、12月3日(金)22:00から自身のYouTubeチャンネルとInstagramアカウントで「Night Tempoが語るアルバム『Ladies In The City』」の生配信が決定(アーカイブ無し)。ここでしか聞けない制作秘話、ゲスト・アーティストとのエピソードなど、アルバム全曲をプレイバックしながらNight Tempo本人がアルバムを徹底解剖します。メインチャンネルはYouTube、サブチャンネルはInstagramが予定されています。
さらに、Night Tempoお勧めのジャパニーズ・シティ・ポップ100アーティスト、100曲をセレクト、紹介するディスク・ガイド本『Japanese City Pop 100, selected by Night Tempo』の刊行も303BOOKSより2022年2月1日(火)に決定。これまでのシティ・ポップ・ディスク・ガイド本と一線を画した、海外目線で選んだ日本のシティ・ポップを紹介する内容で、国内外で注目を集める事必至です。
なお、2022年1月31日(月)からは全国7都市を周る来日ツアー〈Night Tempo presentsザ・昭和グルーヴ・ツアー〉が開催されます。一般チケット発売は12月4日(土)から。新作アルバムとともに、2年振りとなる来日公演にも注目です。
[コメント]実はNight Tempoのことをよく知らなかった私ですが、彼と一緒に何ができるか興味が湧いたのでお引き受けしました。オンラインでのやりとりの中で、日本の文化に対する造詣を熱く流暢な日本語で語る彼にとても感心しました。彼からもらったデモトラックとガイドメロディーには“Galanty Show”という仮タイトルがついていて、そこから何となく寓話的な世界観を想像して、ふと『不思議の国のアリス』が頭に浮かびました。「恋愛ソングかそれ以外か?恋愛ものだとすれば恋愛中か終わった恋か?この曲を聞いて欲しい時間帯はあるか?」といった簡単な質問を投げると「どちらかと言えば終わった恋で時間帯は夜」ということだったので、迷宮入りしてしまった恋の物語をアリスの世界をモチーフに書いてみました。歌詞を書き進めながら歌のメロディーやコーラスワークにBPのスパイスを振りかけさせていただいたので(自由にやってくださいって言ってた・・よね?)、リモートワークながらもちゃんとコラボレートできたと自負しております。沸沸と盛り上がる感情とビートが交錯して、聴いた人がワクワクしてくれたらいいなぁ。温故知新という彼のアティテュードのおかげで、世代を超えたコラボができて私自身とても楽しかったし、この出会いに感謝しています。――BONNIE PINK(“Wonderland”)Night Tempoさんの楽曲のいちファンなので、お話を聞いたときはとても感動しました。作詞もさせていただき、光栄です!
帰宅すると留守番電話が3件くらい入っている系のミニスカシティーガール気分で、ぜひお聴きください。――上坂すみれ(“One Way My Love”)初めてのリモート・ディレクション、想い続けてくださったNight Tempoさんの熱いハートを感じることができ、嬉しかったです。
歌詞は、思春期の頃から揺るがない片想い体質から生まれたもの。曲の斬新さに刺激され、短時間で切ない世界観を表現できたと満足しています。
忘れられない一曲になりそう…。――刀根麻理子(“Endless Mirage”)Night Tempoさんとご一緒させていただくのは今回が初めてだったのでお声がけいただいた時は、驚きもありながらとても光栄でした。
私が歌わせていただいた“I Don’t Wanna”はメロディラインやリズムなど複雑な所も多く、表現をするのが難しかったですが、丁寧に分かりやすく、私の歌に寄り添ってディレクションして下さったので、楽しくレコーディング出来ました。
聴けば聴くほど、クセになる楽曲ですので是非聴きまくって下さい!――山本彩(“I Don’t Wanna”)Night Tempoから「90年代、都会に住む女性のイメージで歌詞を書いて歌ってほしい」というメッセージ。
歌謡曲テイストの甘い歌詞と最新型のNight Tempoサウンドで素敵な「ザ・90年代グルーヴ」が誕生ね!――野宮真貴(“Tokyo Rouge”)『feat. 道重さゆみ』、、、って、本当にいいのでしょうか??(笑)
このお話をいただいた時は、正直、とてもびっくりしました!
歌わせていただいた『Night Light』は、これまでの私の曲にはないタイプの曲だったので、はじめはどうやって歌えばいいのか、めちゃくちゃ悩みましたが、レコーディングではNight Tempoさんとリアルタイムでリモートでやり取りしながら進めていったので、とても新鮮でした♪
他のアーティストさんの曲もどんな感じになってるのか、楽しみです!――道重さゆみ(“Night Light”)これまで日本の音楽から多くの影響を受けて活動してきたので、ナイト・テンポさんの日本メジャー・デビュー・アルバムに参加する事は個人的に多くの意味がありました。演奏やレコーディングはバンド・サウンドを中心に作業をしていましたが、デジタルでもこんなに温かく懐かしい音楽ができるということに、今更のように感激した良い経験でした。また同じ時代を共有する人として、彼が表現しようとする様々な感性を理解できて、楽しかったです。
私が参加した「Love Actually」は愛が厭世的なものに変わってしまった都会の女性についての歌です。初めて人が書いた歌詞を歌うにも関わらず、メロディーにあふれる寂しさのおかげで,感性を活かすことは難しくありませんでした。楽しいビートのどこかに胸に染みる部分が確かに存在するということ。この曲とこのアルバムの最も素敵な部分だと思います。――Crystal Tea(“Love Actually”)ナイト・テンポさんとは、韓国のトッポギ屋さんでシティ・ポップの話を交わしたのが始まりでした。その後も音楽への想い、細部までこだわられた丁寧な作品に魅了されて参りました。ご一緒させて頂けること大変嬉しく思います。今回歌わせて頂く「Sentimental」は、私が生まれた1996年に発売された松田聖子さんの「Let's Talk About It」を思い出させるようなビートに、メランコリックな感情が乗った一曲です。ぜひヘビロテしてください!――竹内美宥(“Sentimental”)Night Tempoさんの創り出す素敵な作品の中に入ることができて、とても嬉しいです。
曲はもちろん、相談しながら作り上げた可愛い歌詞にもご注目ください!――十束おとは(フィロソフィーのダンス)(“House Music”)シティポップという言葉が市民権を得て、当時のファン、さらに新たなファンへと拡大し、私のデビューアルバムもその波に乗れたことで、DJの方々にずいぶん使っていただき、CD化、さらには再アナログ化、と思ってもみない展開になりました。そして今回は、その日本の「シティポップ」を世界へと飛び立たせた、韓国のナイトテンポさんのオリジナルアルバムに参加させていただけるという、幸運もいただきました。曲が先行で、メロディに歌詞をつける、という手順こそいつもと同じでしたが、歌入れは彼にリモートでディレクションしていただき、そしてボーカルトラックのみを送ってミックスを待つ、という最近ならではの作り方が新鮮でした。メロディはメロディアスというよりは、歌も楽器の一つ、的な扱いで、歌詞をつけるのは大変かな、と思いましたが、意外にスムースに進みました。どうぞお楽しみください。そして私自身も、他のアーティストの方々の曲を聴くのが楽しみです。――国分友里恵(“Sweet Combination”)