映像配信サービス「dTV®」は、「後藤真希 Billboard LIVE 〜Reply〜」の神奈川・横浜公演を12月5日(日)に独占生配信します。
dTV会員なら特別に、一般価格から500円割引の3,500円(税込)で視聴チケットを購入可能です。11月29日には10年ぶりとなる写真集『ramus』も発売するなど、精力的な活動を続けている
後藤真希に、有観客ライヴを控えた今の気持ち、そしてファンの前で歌える喜びについて伺いました。
[後藤真希 インタビュー]――去年の20周年記念オンラインイベントでは、どんな気持ちでステージに立ちましたか?オンラインライブは、これまでやってきたライブとかツアーのステージよりも、さらに緊張しました。なかなか落ち着けなかった感じです。ファンの子がいてくれないと、ライブしている感覚がよくわからないから去年のオンラインライブでは『あそこにあの子がいる』とか、頭の中でそういう絵を想像しながら歌ってました。――リアルなライブでは、後藤さんからファンの方に視線を合わせていくそうですね。そうですね、楽しいですよ(笑)。でもオンラインライブだと、それができない。ホールとか大きな会場でライブをやらせてもらっている時は、自分が出ていく前からファンの声が聞こえてたんですよ。呼ばれてるんです。だけどオンラインだと呼ばれないんですよ。『さぁ始めましょう』みたいに、自分で行かないといけないんです。それもすごい不思議な感じでした。――「後藤真希 Billboard LIVE 〜Reply〜」開催を控えた今の気持ちをお聞かせください。コロナ禍でみんなが思うように動けないライブで(マスクもあるから)表情もイマイチわからないし、声を出して応援することもできないし…。私のライブとかハロープロジェクトのライブだと、出演している私たちを見ることより、手を叩いて回ることを楽しんでいるファンの子もいるんですよ(笑)。普段そういう楽しみ方をしてる人も、大人しくしている。だからどういう感じなんだろう…って、なんかちょっとドキドキ感はあるんですよね。こっちがリードしないとノリ方がわからないかな?とか。――ファンを盛り上げるために、後藤さんもスタッフさんも色々と考えているんですね。ボイストレーナーの方とライブで歌う曲をあたっている時に、『ここは間奏をこういう感じにして、みんながクラップで遊べたほうがノリやすくなるよね』とか、そういう話はしますね。ファンの子たちが気にしていたのは、まず服装でした。普段は『ライブTシャツにデニムにスニーカー』という組み合わせが、皆さんの“ライブスタイル”という感じなんだけど、今回はビルボードなので、『何を着ていこうか』『ごっちん、何着てきてほしい?』みたいな(笑)。とりあえず通販サイトを見て『これでいいんじゃない?』みたいな洋服をファンの子たちに送って(笑)。ディスコードアプリとファンクラブが連携されているので、毎日のようにああでもないこうでもないってやり取りしてるんです。だから『こういう服がいいんじゃない?』っていう会話もしたりしますね。――今回の有観客ライブは、どんな特徴があるイベントでしょうか。私のライブというと、ファンの子たち的には『歌って踊る』っていうイメージだと思うんですけど、今回は生演奏なので『聴かせる』ほうが目立つのかな。今までのファンのみんなからもらったものを『お返し』していく、『Reply』というタイトルにしているので、みんなが曲を聞いて過去のライブや私の事を振り返ってもらえるような曲を入れています。過去のライブで歌った曲とか、ちょっとずつつまんでリストを作っていきました。――横浜公演は「dTV」の生配信も行われるので、多くのファンに楽しんでもらえますね。今回はお客さんがいて、さらにオンラインもあるよっていう感じだけど…『オンラインライブを開催してほしい』って声もあがっていたので、その希望にこたえてあげられるのはありがたかったですね。――カラオケ用映像を配信するサービスもありますが、気分転換のために自宅で歌うことはありますか?おうちにマイクとカラオケがあるので、家族と一緒に歌います。コロナ禍以前は友達が遊びに来ると、マイクの取り合いでした(笑)。――デビュー以来、支持され続けている後藤さんですが、変わった部分、変わらない部分はどこですか?「もう人生の半分以上、この世界にいますね。13歳でデビューして、23年…ファンの子との距離感は変わらないですね。――アーティストとしての音楽活動で変わった部分はありますか?「今はCDを出すような活動をしていないので、どうなんだろうって考えるんですけど、YouTubeで『歌ってみた』っていうコンテンツをアップして、昔だったら出してない曲を聞いてもらって、『こういう曲も歌えるんだね』とか『こういう声も出るんだね』とか、そういう感じで今は楽しんでます。――アイドル発掘プロジェクトも増えていますが、後藤さんはご興味ありますか?楽しそうだな、と思います。俯瞰で見るのが好きなので、ああしたらいいんじゃないかとか、こうしたらいいじゃないかとか、そういうのを妄想するのも好きなので、やってみたら楽しいだろうなと思います。――10年ぶりとなる写真集「ramus」を出版したきっかけを教えてください。『写真集を出しましょう』という流れから、『ウソ〜?この年で出していいの!?』みたいにスタートしました。衝撃でした。女性誌(with)と一緒に作っていることもあって、今までのグラビア寄りの写真集より、ちょっとオシャレになってたりして、そういった意味での違いがあるんですけど、前回から月日が経っていることもあって、表情も変わってきたと思います。作り笑いじゃなくて、自然に笑ってる、みたいな。――写真集出版について、「次の10年後」の可能性はありますか?「10年後って…46歳!ファンの子たちは『10年経っても変わんないよ』って言うんですよ。でも期待されているなら、維持するために努力します。それくらいの年齢で写真集を出している方は、本当にすごいなって思います。気持ちの面もそうだし、それだけ期待されているとか、いろんなものが重なっているから出せるんでしょうね。――今年の振り返りと来年に向けて、漢字一文字で表現してください。「今年は『挑』っていう字だったんです。いろんなことをやらせてもらって、その字が合う年だと思って。私は努力が嫌いなんですけど…努力の『努』は来年なのかな、と。そろそろ頑張らないといけない年になってきたみたいな。自分では努力と思ってないんですけど、『モーニング娘。』時代、家に帰ってから練習するのは当たり前だったんです。次にみんなで合わせるとき完璧にできるようにしていたから、『なんでもサラっとこなすよね』って思われていたのですけど、実はむちゃくちゃ練習してました。でも周りの人は『影で努力してる』って気づいてなくて、自分自身もそう思ってなかった。でも今は、それを当たり前にやろうとするのは難しいので、努力っていう言葉をそろそろ自分に当てはめないといけないんだなって思っています」