日本財団による、社会貢献活動に取り組むアスリートを表彰する「HEROs AWARD 2021」が12月20日に都内で開催されました。
中田英寿、
安藤美姫らHEROsアンバサダーや、2020年東京オリンピック・パラリンピック競技大会出場アスリートなど、錚々たる出席者が見守る中行なわれた表彰式では、競技場の外でも社会のためにスポーツマンシップを発揮した選手やチーム・団体として村田兆治(男性部門)、寺田明日香(女性部門)、千葉ジェッツふなばし(チーム・リーグ部門)の3組、さらに特別表彰として歌手の
AIが表彰を受けました。
アーティストとして初のHEROs AWARDを受賞したAIは、SDGsの発信をテーマとしたメディア「TIP | Take Action for Peace」の開発や、病気と闘う子どもとその家族のための滞在施設「ドナルド・マクドナルド・ハウス(DMH)」を支援するためのチャリティ・ソングを提供するなど、積極的に社会貢献活動に取り組んできました。来年東京で開催される次世代リーダーによる、世界最大級のグローバル・フォーマル「One Young World Tokyo 2022」オフィシャル・アーティストにも就任しています。
AIは、DJのパフォーマンスでボルテージが最高潮に達した会場へ、紺色をベースに赤いドット柄をあしらったスーツスタイルで登場。披露した曲「
ハピネス」では、受賞者の方々と音楽に合わせて一緒に手を振り、会場は一体となって盛り上がりを見せました。最後に披露した「アルデバラン」では、聞く人の心に沁みる歌詞を、力強く歌いあげる圧巻のパフォーマンスを披露し、会場全体からは盛大な拍手が起こりました。
トロフィー授与でプレゼンターを務めた日本財団常務理事、笹川順平は「今回表彰をさせていただき、アスリートとエンターテイメントの世界、社会貢献という同じ切り口でどういう化学反応が起きるのか、私としては非常に楽しみにしております。これから日本財団としてもAIさんのような社会に向けて大活躍されている方々を表彰させていただきたいと思っております」とAIの取り組みを称賛。トロフィーを受けとったAIは「このような賞を私がもらう機会はなかなかないので本当に嬉しいです。この賞に恥じないように生きていきたいと思います。みなさま本当にありがとうございます」と喜びを表現し、感謝を述べました。
なお、公開された最新アーティスト写真は、デビュー作に続き今回もカメラマンに増田彩来を起用し、自然な表情を捉えた仕上がりとなっています。
[コメント]皆様の前で歌うことに緊張しています。こんな素敵な場所にいれてすごく幸せですし、アスリートのみなさんに本当にたくさんパワーをもらっていて、私もみなさんの取り組みを見て書いた曲がたくさんあります。今日はこの場にいれて本当に嬉しいです。本当にありがとうございます!――AIこの度はHEROs AWARDに選出していただき、本当に心から感謝しております。
人類みな兄弟です。みんなで力を合わせて社会貢献の一環として日本に元気を出すことの手本ができたと感じています。その中に私がいることが名誉に思います。
離島甲子園では、離島というハンデのある子ども達に“夢・希望・勇気”と、挑戦する心を伝えることで、離島同士の“絆”を繋ぎました。
新潟県粟島浦村で野球に取り組む子どもの親御さんから頂いた一通の手紙で動き出したライフワークでしたが、たくさんの有人離島があることを知り、私の勝ち星と同じ“215”の島々を廻りたいと思いました。
引退後の先発マウンドとして、社会貢献の第一歩を踏み出した時のご縁を今でも思い出します。
離島では過疎化や高齢化が急速に進行するとともに、社会的・経済的状況の変化により、生活や産業に深刻な影響が出ています。
島外との交流機会の少ない、全国の離島中学生が野球を通して一堂に会するのが離島甲子園です。今後も、新たな人間形成や健全な少年少女の育成を促進することで、離島の地域振興を続けていきます。
多大なご理解とご支援をいただいております国土交通省、参加自治体をはじめとする後援団体、協賛・協力企業の皆さまに、この場をお借りして改めて感謝申し上げます。――村田兆治『離島甲子園』この度は、HEROs AWARDにご選出頂き、心より感謝申し上げます。名誉ある賞を頂き、大変嬉しく思っております。
コロナウイルスという新しい感染症が世界中に広まり、当たり前の生活が当たり前ではなくなってしまった2020年。
子どもたち、学生たちが日々努力し目指していた競技会は軒並み中止となり、練習さえもできない日々が続きました。
何のために頑張ってきたのか、何を目指したらよいのか。そのような思いを抱いている学生に向けて、現役選手だからこそできることがあるのではないかと考え、A- STARTというプロジェクトを始めました。このプロジェクトは、トップ選手とその選手を取り囲むスタッフたちとともに過ごすことで、トップレベルの選手の動きや練習環境を体験し、個々の課題解決と目標設定、モチベーションの向上を図ることを目的としています。
現役選手だからこそ、見せられる動きや伝えられる取り組み方、考え方があります。それらを、次代を担う選手たちに感じてもらうことに価値があると考えており、彼らが一歩先へ進むためのキッカケになればと願っております。
選手たちを取り巻く環境が充実するよう、今後も活動を続けていきたいと思っておりますので、引き続きご支援のほど、宜しくお願い致します。改めて、この度は本当にありがとうございました。――寺田明日香『A-START』今回は名誉あるHEROs AwardをB.LEAGUEチームとして初めて受賞させて頂き感謝申し上げます。地域にこれまで支えられ、活動してきたチームだからこそ「“ささえる”からはじまる社会貢献」をスローガンに『JETS ASSIST』をスタートいたしました。スポーツ振興だけでなく社会課題と真摯に向き合い、日々ファンや地域の皆さまと協働してきた事を評価頂けたのは大変光栄で嬉しく思います。
普段、同じ地域で生活をしていても気づく事のできない「経済格差」「フードロス」「コロナ禍による体力低下」「気候変動による弊害」等の地域課題を知るきっかけを創出する事で課題解決に繋げていきたいと考えております。ただ、私たちだけではできる事が限られているため、今後とも千葉ジェッツが地域の「ハブ」となり、ファン・パートナー・地域の皆さまを結び付け、千葉一丸でより良い街づくりができるよう邁進してまいります。――千葉ジェッツふなばし(田村征也社長 / 原修太選手)『JETS ASSIST』