文化放送は、今年9月30日にご逝去された作曲家・
すぎやまこういちへの追悼特別番組『伝説の作曲家 すぎやまこういち』を、12月29日(水)午後7時15分より放送することを決定しました。
当番組は、今年の東京オリンピック開会式でも使用されたTVゲーム『ドラゴンクエスト』シリーズ関連の楽曲や、「花の首飾り」、「
亜麻色の髪の乙女」など数多くの名曲を生み出した作曲家・すぎやまこういちの人生を自身が作曲した名曲とともに振り返る特別番組です。すぎやまは、文化放送に入社し芸能部在籍時代は音楽番組『日立コンサート』を担当するなど、文化放送との関わりが強いことから追悼の思いを込めて当番組の放送が決定しました。
番組では、すぎやまの誕生から音楽との出会いや関わり、学生時代の過ごし方など、作曲家としてデビューする前の生い立ちや、文化放送入社時のエピソードを紹介します。さらに、文化放送退社後に移籍したフジテレビで日本初となる生放送・音楽チャート番組『ザ・ヒットパレード』のエピソードやフジテレビ退社後の1960年代後半以降に発表した「
恋のフーガ」「学生街の喫茶店」、1980年代以降に作曲した「ドラゴンクエスト」シリーズなどの数々の名曲の誕生秘話をお送りします。
番組パーソナリティは、『ヴァイナル・ミュージック〜歌謡曲2.0〜』(毎週月〜金曜日深夜3時00分〜4時45分)火曜パーソナリティを務め、歌謡曲・ゲーム音楽など世代問わずに様々なジャンルの音楽好きである声優・
豊田萌絵と、太田英明(文化放送アナウンサー)が務めます。
さらにゲストには、父親である
宮川泰をすぎやまが“師匠”と呼んでいた間柄であり、歌謡曲に対して造詣が深い作曲家の
宮川彬良と、「ロマンシング サ・ガ」「聖剣伝説シリーズ」など数々のゲーム音楽を作曲し、ゲーム作曲家を目指したきっかけが“すぎやま先生が作曲したドラゴンクエストIIIの音楽を聞いたこと”である、ゲーム音楽家の
伊藤賢治が決定。ゲストの宮川彬良と伊藤賢治には、すぎやまとの出会いや印象・すぎやまの楽曲の魅力などについて語っていただきます。
今回パーソナリティを務める豊田萌絵は、収録を終えて「新たな発見がとにかく多くて、これから先、すぎやま先生の楽曲を聴くうえで楽しみ方がガラッと変わったというくらい、新鮮な刺激をいただきました。ゲストの宮川さんは、幼少期に(NHK子ども番組の)宮川さんの音楽を聴いて育ったので、まずお会いできて、一緒にお話出来ていること自体が奇跡のような感じだったので、母が一番喜ぶと思います(笑)。伊藤さんは、職業柄ゲームに関わることが多いのですが、お話を伺う機会がないので、すごく貴重な体験をさせていただきました」とコメントしています。