ニュース

松本伊代、筒美京平の未発表曲に湯川れい子が作詞した新曲「イエスタデイ・ワンス・モア」のMV公開

松本伊代   2021/12/22 14:24掲載
はてなブックマークに追加
松本伊代、筒美京平の未発表曲に湯川れい子が作詞した新曲「イエスタデイ・ワンス・モア」のMV公開
 松本伊代がデビュー40周年を記念して、30年ぶりに全曲ニューレコーディングしたアルバム『トレジャー・ヴォイス [40th Anniversary Song Book] Dedicated to Kyohei Tsutsumi』が、12月22日(水)にリリースされました。あわせて、アルバムに収録曲される、故・筒美京平の未発表のメロディを新曲としてレコーディングした「イエスタデイ・ワンス・モア」のミュージック・ビデオが公開されています。

 松本がすべて新録によるアルバムをリリースするのは1991年1月21日に発売された『MARIAGE〜もう若くないから』以来。タイトルの“トレジャー・ヴォイス”は、松本伊代に数々の名曲を提供した筒美京平が生前語った「はっきり言って美声ではないが、実にユニークな響きのある声、ちょっと甘えっぽく、少年的でもある伊代さんの声が私は大好きです。『真夏の出来事』を唄った平山三紀の低くブツブツ切れる様な声、少年時代の郷ひろみの妙に鼻に抜ける声と共に私の好きな三大ヴォイスのひとつです。」(2004年発売『松本伊代BOX』ライナーより抜粋)との言葉に由来しています。

 新曲「イエスタデイ・ワンス・モア」は、1975年頃、当時のビクターのディレクターが筒美から預かった未使用のメロディで、たまたまリリースをする機会を逃していたもの。作詞は、「センチメンタル・ジャーニー」を手がけた湯川れい子が担当しました。湯川は「実は『センチメンタル・ジャーニー』はドリス・デイ、『ラブ・ミー・テンダー』はエルヴィス・プレスリーの大ヒット・ナンバーでした。そこで今回も、何か歴史に残る洋楽のタイトルを考えて欲しいと言われて、頭に浮かんだのがカーペンターズの大ヒット曲『Yesterday Once More』だったのです。あのカレン・カーペンターの、一度聴いたら忘れられない癒しの声。そして伊代ちゃんの、長い年月を感じさせない甘い魅惑の声」をイメージして書いたとコメントしています。

 そのほかの収録曲は、すべて筒美京平が作曲した作品で構成。自身のオリジナル曲からは、「センチメンタル・ジャーニー」、「ラブ・ミー・テンダー」、「虹色のファンタジー」、「ビリーヴ」、「ポニーテイルは結ばない」の5曲をセルフリメイク。演奏はオリジナルの音源を使用し、すべてニューヴォーカルで録音されました。また、筒美への敬意を込めて、「くれないホテル」(オリジナル: 西田佐知子)、「真夏の出来事」(オリジナル: 平山三紀)、「あなたがいたから僕がいた」(オリジナル: 郷ひろみ)、「シンデレラ・ハネムーン」(オリジナル: 岩崎宏美)を収録。カヴァー4曲と新曲の編曲を担当したのは船山基紀。筒美京平メロディを知り尽くしたアレンジャーの力強いサポートにより、松本の“トレジャー・ヴォイス”を活かした仕上がりとなっています。

[コメント](CDライナーより抜粋)
早いもので「センチメンタル・ジャーニー」でデビューしてから40年という月日が流れました。
あの頃は「次の曲は出せるだろうか」と不安でいっぱいだった私が、今もこうして活動を続けていられるのは応援してくださったファンの皆さんと、私を支えてくださったスタッフの方たちのおかげ。この場を借りて感謝を申し上げます。
嬉しいことに、このたび全曲ニューボーカルによる記念のアルバムをお届けできることになりました。それだけでもありがたいのに、歌手・松本伊代を作ってくださった筒美京平先生の未発表曲まで歌わせていただけることになって――。その新曲「イエスタデイ・ワンス・モア」の作詞は、やはりデビュー曲「センチメンタル・ジャーニー」を書いてくださった湯川れい子先生、編曲は京平先生のトリビュートコンサートでお世話になった船山基紀先生!
日本のポップスを作ってこられたレジェンドの皆さんのお力添えをいただいて、「私ってなんて幸せもの!」と喜びをかみしめています。

――松本伊代

いつまでも歳を取らない伊代さんが、デビュー40周年と聞いただけでビックリです。“伊代はまだ、16だから〜”という歌詞を書いた日から、もう40年が過ぎたのですね。
そのデビュー40周年を祝う記念曲として新しい歌詞を書いて下さい、と届けられたのが、デビュー曲の「センチメンタル・ジャーニー」を作曲された筒美京平先生の、まだ未使用のメロディでした。
え〜っ!? そんな京平先生の新曲があるなんて、夢のようです。ドキドキしながら聴かせていただいたら、やっぱりただものではないメロディです。
実は「センチメンタル・ジャーニー」はドリス・デイ、「ラブ・ミー・テンダー」はエルヴィス・プレスリーの大ヒット・ナンバーでした。そこで今回も、何か歴史に残る洋楽のタイトルを考えて欲しいと言われて、頭に浮かんだのがカーペンターズの大ヒット曲「Yesterday Once More」だったのです。
あのカレン・カーペンターの、一度聴いたら忘れられない癒しの声。そして伊代ちゃんの、長い年月を感じさせない甘い魅惑の声。
日曜日のキッチンの白いレースのカーテンの向こうから聴こえてくるような、そんな松本伊代さんの新曲が、今もこれからも、広く愛され、口ずさんで頂ける歌になることを、強く願ってやみません。
伊代ちゃん、デビュー40周年、おめでとうございます!!

――湯川れい子



ビクターエンタテインメント松本伊代 official site
jvcmusic.co.jp/iyo
最新ニュース
※ 掲載情報に間違い、不足がございますか?
└ 間違い、不足等がございましたら、こちらからお知らせください。
※ 当サイトに掲載している記事や情報はご提供可能です。
└ ニュースやレビュー等の記事、あるいはCD・DVD等のカタログ情報、いずれもご提供可能です。
   詳しくはこちらをご覧ください。
[インタビュー] 中国のプログレッシヴ・メタル・バンド 精神幻象(Mentism)、日本デビュー盤[インタビュー] シネマティックな115分のマインドトリップ 井出靖のリミックス・アルバム
[インタビュー] 人気ピアノYouTuberふたりによる ピアノ女子対談! 朝香智子×kiki ピアノ[インタビュー] ジャック・アントノフ   テイラー・スウィフト、サブリナ・カーペンターらを手がける人気プロデューサーに訊く
[インタビュー] 松井秀太郎  トランペットで歌うニューヨーク録音のアルバムが完成! 2025年にはホール・ツアーも[インタビュー] 90年代愛がとまらない! 平成リバイバルアーティストTnaka×短冊CD専門DJディスク百合おん
[インタビュー] ろう者の両親と、コーダの一人息子— 呉美保監督×吉沢亮のタッグによる “普遍的な家族の物語”[インタビュー] 田中彩子  デビュー10周年を迎え「これまでの私のベスト」な選曲のリサイタルを開催
[インタビュー] 宮本笑里  “ヴァイオリンで愛を奏でる”11年ぶりのベスト・アルバムを発表[インタビュー] YOYOKA    世界が注目する14歳のドラマーが語る、アメリカでの音楽活動と「Layfic Tone®」のヘッドフォン
[インタビュー] 松尾清憲 ソロ・デビュー40周年 めくるめくポップ・ワールド全開の新作[インタビュー] AATA  過去と現在の自分を全肯定してあげたい 10年間の集大成となる自信の一枚が完成
https://www.cdjournal.com/main/cdjpush/tamagawa-daifuku/2000000812
https://www.cdjournal.com/main/special/showa_shonen/798/f
e-onkyo musicではじめる ハイカラ ハイレゾ生活
Kaede 深夜のつぶやき
弊社サイトでは、CD、DVD、楽曲ダウンロード、グッズの販売は行っておりません。
JASRAC許諾番号:9009376005Y31015