2005/08/05掲載(Last Update:08/03/31 17:40)
1969年に「傷だらけの軽井沢」でデビューして以来、現在に至るまで活動を続け、先頃4月には最新アルバム
『SKY』(写真・VICL-69127 \3,045(税込))をリリースした
ブレッド&バター。
岩沢幸矢(さつや)、
岩沢二弓(ふゆみ)の兄弟が生み出すハーモニー、メロディなどが日本のシティ・ポップの先駆けとして再評価されている昨今ですが、彼らの70〜80年代に発表した名作がさまざまな形で9月に復刻される予定です。
コロムビアミュージックエンタテインメントからは、初回生産限定盤で紙ジャケット仕様、初CD化を含む4タイトルを。またソニー・ミュージックからは、“CITY POP名盤復刻10タイトル”のなかから3タイトルを、それぞれ9月21日に予定(下記リスト参照)。
細野晴臣、
鈴木茂、
林立夫、
松任谷由実、
かまやつひろし、さらに
スティーヴィー・ワンダーといった内外の名ミュージシャンとの交流で知られ、J-POPの礎を築いたといえる彼らの作品に触れることができる絶好の機会といえそうですね。
各タイトルを簡単にご紹介すると……
※9月21日発売
<コロムビアミュージックエンタテインメントより紙ジャケット仕様、デジタルリマスタリング、初回生産限定盤4タイトル>
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『IMAGES』(COCP-33334 \2,310(税込))
1973年発表。イギリスでレコーディングされ、スティーヴィー・ワンダーがシンセサイザーで参加。
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『Barbecue』(COCP-33335 \2,310(税込))
1974年発表。細野晴臣ほか豪華メンバーが参加。
山下達郎がライヴ盤『IT'S A POPPIN' TIME』でカヴァーした「ピンク・シャドウ」ほか。
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『MAHAE』(COCP-33336 \2,310(税込))※初CD化
1975年発表。“真南の風”という意味のタイトルで、海やリゾートを彷彿とさせる作品とサウンドによる1枚。
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『BREAD&BUTTER』(COCP-33337 \2,310(税込))※初CD化
1975年10月8日郵便貯金ホールにて収録。コロムビア時代の唯一のライヴで、デビュー曲「傷だらけの軽井沢」ほか、初期ベスト的ラインナップ。
※9月21日発売
<ソニー・ミュージック“CITY POP名盤復刻10タイトル”より3タイトル>
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『レイト・レイト・サマー』(MHCL-641 \2,310(税込))
1979年発表。
ティン・パン・アレー〜
パラシュート〜
YMOのメンバー、呉田軽穂(松任谷由実)といった豪華ゲストを迎えて制作されたアルファ移籍第1弾。
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『マンデイ・モーニング』(MHCL-642 \2,310(税込))
1980年発表。名曲「マリエ」の再演を含むアルファ2作目。
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『パシフィック』(MHCL-643 \2,310(税込))
メロウな1981年作品。呉田軽穂作詞の「HOTEL PACIFIC」(今はなき“パシフィック・ホテル茅ヶ崎”がモチーフ)で始まる、湘南を意識した1枚。