全国ツアー〈DEAN FUJIOKA“Musical Transmute”Tour 2021〉最終公演が12月26日(日)に大阪・オリックス劇場にて開催され、自身最大規模となる18都市20公演の全国ツアーを完遂した
DEAN FUJIOKA。12月27日(月)より同ツアーのセットリストによるプレイリストアルバム『Musical Transmute』のデジタルがリリースされています。
最新アルバム・タイトルでもある“Transmute”には、「現代の混沌とした世の中で、予測不能な将来を生き抜くために“変異”していくことが大切である」というメッセージが込められていますが、本ツアーもまさにコロナ禍により、再三にわたる計画の変更のほか、感染対策の一環として、会場に集まったファンがこれまでのように声を出せないなど、様々な制約がありました。
今回のツアーはDEAN自ら脚本を書き、従来のライヴのあり方ではなく、ミュージカルや歌劇といったこれまでの自身の音楽ライヴにはなかった要素を導入。これは俳優としても活躍するDEANだからこそ描けるシナリオであり、さらに言えば、香港、台北、ジャカルタなど、言語や文化が違う様々な環境下でも常に最悪の想定をしながらベスト尽くすことで生き抜いてきたDEANと、“劇団トランスミュート”と名付けられたバンドメンバーだから成し遂げられた、新たなライヴパフォーマンスの可能性を提示した全国ツアーと言えます。
ライヴでは、最新曲「Runaway」はもちろんのこと「Shelly」、「Searching For The Ghost」「Echo」などの既発曲に加え、「Spin The Planet」「Sukima」「Missing Piece」などアルバム収録の新曲、「Neo Dimension」「History Maker 2021」など、リアレンジされた楽曲も含め全22曲を披露。ライヴパフォーマンスだけでなく、ミュージカルや歌劇のような演出が加わることで、音楽ライヴでありながらも、新たな体験型ライヴとして観客を魅了しました。
10月リリースの『Transmute(Trinity)』、12月リリースの最新アルバム『
Transmute』に続き発表された今回のプレイリストアルバム『Musical Transmute』。それぞれ聴くと聴こえ方も感じ方も違い、ミュージシャンとして変異し続けるDEAN FUJIOKAの今後に期待が高まります。
写真:Akira Shimazu写真:Yukitaka Amemiya