1984年に公開され、その年の全米年間興行収入No.1、日本でも年間配給収入No.1(1985年)に輝く歴史的大ヒットを記録した映画『
ゴーストバスターズ』。公開後、No Ghostのマークは一躍有名になりグッズ化、テーマ・ソングは連日ヒットチャートを賑わすなど、世界中で社会現象を巻き起こしました。さらに1989年には続編『
ゴーストバスターズ2』が公開。80年代カルチャーをけん引する伝説のSFアクション・シリーズとなりました。そして、その正統続編となる『ゴーストバスターズ/アフターライフ』が、2月4日(金)より全国の映画館にて公開されます。この度、『ゴーストバスターズ/アフターライフ』の主人公で元祖ゴーストバスターズの一人、イゴン・スペングラー博士の孫フィービー役(マッケナ・グレイス)の日本語版吹替声優に女優の
上白石萌歌が決定しています。
上白石萌歌はフィービー役の声優が決まった時のことを「すごく驚きました。喜びと同時にプレッシャーや、本当に私で良いのだろうか?という気持ちが湧き上がってきました」と、当時の率直な気持ちを振り返ります。『ゴーストバスターズ』、『ゴーストバスターズ2』は上白石が生まれる前に公開された作品ですが、30年以上に渡り愛され続ける『ゴーストバスターズ』シリーズについて、「私の両親がドンピシャの世代なんです。いかに面白いかというのは小さい頃から聞いていましたし、実際に親と一緒に観たこともあります」と語り、シリーズの功績を知っていたからこその喜びとプレッシャーがあったようです。一足早く本作を鑑賞した上白石は「マスクがびしょびしょになるくらい泣いた」と号泣したことを告白。本作に感動した点については「フィービーがおじいちゃんを想う気持ちが全編を通して描かれるので、家族の縦の絆を感じられるんです。私自身も祖父母にお世話になったというか、おじいちゃん達との関係をすごく大切にしていたので、フィービーの気持ちもよくわかるし、誰にとってもおじいちゃんやおばあちゃんの存在って胸を熱くさせるところがあると思う」と明かしており、初代ゴーストバスターズから孫のフィービーへと受け継がれた家族の物語に感動したといいます。
また、初めての実写の吹替は難しかったそうで、アフレコについて「普段からだを使ってお芝居をするのとは違う感覚」と説明。「日本人である我々とは習慣や文化も違うので、そこをどうやって越えるか」と、悩みながら取り組んだことを明かしました。反対にうまくいった点を聞かれると「ゴーストとの対決のシーン」を挙げ、「私の体は映らないけど、(アフレコでは)実際に汗をかくくらい、アクションシーンのように体力を使って白熱したので、そこは声にものっていると思います」と自ら太鼓判を押しました。
最後にシリーズの魅力について「人が信念を持って立ち向かう様子が描かれていて、勇気をもらえる」と力説。「できることなら実際に出演したい。プロトンパックを私も構えてみたい(笑)」と、今後あるかもしれない続編への出演にも意欲を燃やしました。さらに、本作では一作目から30年以上に渡り愛され続けているマシュマロマンやスライマーのレガシーを受け継いだ“ゴースト”たちが登場しますが、その中でも上白石はお気に入りのゴーストとしてミニ・マシュマロマンを挙げ「子供みたいで、いたずらっ子なんですけど、噛まれるとすごく痛い。一見かわいいけど、凶暴なところが好き」と魅力を語りました。また、日本語版吹替声優として上白石の他に、フィービーの兄トレヴァー役(
フィン・ウルフハード)を
梶裕貴、ミニ・マシュマロマン役やゴーストのラスボスなどの声優を
渡辺直美が務めることが発表されています。