スティーブン・スピルバーグ監督が、『ロミオとジュリエット』をモチーフにした“伝説のミュージカル”を念願の映画化。社会の分断を乗り越えようとした“禁断の愛”の物語を、数々の名曲とダイナミックなダンスと共に描いた感動のミュージカル・エンターテイメント『ウエスト・サイド・ストーリー』が、2月11日(祝・金)に公開されることが先日発表されました。この度、公開に先駆けて、“禁断の愛”へと誘われていくトニーとマリアら主要登場人物の抱える想いが刻まれたキャラクター・ポスターが公開。さらに、あわせてトニーとマリアが歌い踊る、代表的な名曲のひとつ「Tonight」のミュージック・ビデオも公開されています。
『ウエスト・サイド・ストーリー』の舞台は、夢や成功を求める多くの移民が暮らすニューヨークのウエスト・サイド。しかし貧困や差別に不満を募らせた若者たちは同胞の仲間と結束し、“ジェッツ”と“シャークス”の対立は激化。キャラクター・ポスターでは、そんな地で懸命に生きる者たちの姿と、彼らの想いを映し出しています。「この国で新しい人生が始まるのね」と希望に満ちた表情で未来を見つめるのは、“シャークス”のリーダーを兄に持つマリア。彼女はある日、“ジェッツ”の元リーダーのトニーと出会い、決して結ばれてはいけない立場ながら一瞬で惹かれあっていきます。「仲間たちの戦いを止めてみせる」と使命感を背負い、凛とした表情を見せるのはトニー。彼は愛するマリアと生きることを夢見て、チーム同士の争いを鎮めるべく奔走します。「愛よりも命の方が大事よ」と危険な恋に突き進むトニーを諭すのは、彼が働く店の店主バレンティーナ。長年この地で暮らす彼女は、対立する若者たちの未来を憂い心配しています。「あの男には近づくな」とトニーを敵視し険しい表情を見せるのは、妹マリアを気にかける、“シャークス”のリーダーで気性の荒い男ベルナルド。そして、「誰もあなたの恋を許さないわ」とマリアに敢えて厳しい言葉を投げかけるのは、ベルナルドの恋人でマリアの良き理解者でもある情熱的な女アニータ。分断された社会の中で、それぞれの想いが紡がれ交差していきます。果たしてその先には、どのような運命が待っているのか――?
また、今回公開されたMVでは、そんな“禁断の愛”へと突き進むトニーとマリアが歌い踊る「Tonight」が奏でられ、トニーの儚くも力強い歌声と、マリアの甘く切ない歌声が、観る者を一気に物語の世界へと引き込んでいきます。互いの想いを確かめ合いながら、「今日まで世界はただの場所 住むだけのもの ただ平凡に でも出逢えた今 2人の光る星に変わった 今夜――」と紡がれる歌は、愛が日常の景色さえ一変させる様を見事に表現しています。“今”を生きる若者の姿や、熱い鼓動を感じるダンス・シーンとともに響き渡る、不朽の名曲「Tonight」。トニーとマリアの溢れ出す愛の辿る運命とは?
“私のキャリアの集大成”と語るほどの想いで本作へ挑むスピルバーグは、「『ウエスト・サイド・ストーリー』のことをよく知らない若い人たちも、『Tonight』などの曲にはどこか馴染みがあると思う。そして多くの人たちが、偉大な作曲家・作詞家たちが何十年も前に、いかに素晴らしい作品を作り出したかを知ってくれるといいな」と、半世紀以上の時を経て再び劇場に響き渡る楽曲について、現代の人々に向けた想いを覗かせています。先日公開を迎えたUSでは、鑑賞者・批評家から「オリジナルを超えた」「スピルバーグ監督の最高傑作」など大絶賛の嵐。“異なる立場を越えて、私たちは手を取り合えるのか?”という普遍的なメッセージをこめて贈る『ウエスト・サイド・ストーリー』。この冬、“伝説のミュージカル”が新たな感動を巻き起こします。
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