アカデミー賞の前哨戦として名高い第79回ゴールデン・グローブ賞では作品賞(ドラマ部門)、助演男優賞にノミネートされたほか、2022年開催のサンダンス映画祭では観客賞を始め史上最多の4冠に輝き、配給権の争奪戦が勃発。映画祭史上最高額“約26億円”で落札されたことも大きなニュースとなった感動作『コーダ あいのうた』の1月21日(金)からの公開に先駆けて、俳優、歌手として活躍する
上白石萌音 が映画の魅力を語る30秒のwebスポット映像が公開されています。
本年度賞レースの主要部門を席巻する本作は、2015年に日本でも公開されたフランス映画『エール!』のハリウッド版リメイク作。Children of Deaf Adults=“耳の聴こえない両親に育てられた子ども”の意と、楽曲や楽章の締めを表す音楽用語=新たな章の始まりの意の二つを兼ね備えた『CODA(コーダ)』のタイトルのもと、家族の中でたった1人“聴者”である少女・ルビーを主人公に、「歌うこと」を夢みて一歩を踏み出してゆくルビーと、抱き合い支え合っていた家族がそれぞれの夢に向かっていく様を描いた胸熱かつ爽快な感動作です。
主人公のルビーには、人気TVシリーズ『ロック&キー』で“NEXT エマ・ワトソン”との呼び声高い
エミリア・ジョーンズ 。特訓をうけた歌と手話でどこまでも自然にルビーを演じ、観る者を魅了します。共演に
フェルディア・ウォルシュ=ピーロ 、ルビーの家族役としてオスカー女優
マーリー・マトリン や本作でゴールデン・グローブ賞の助演男優賞にノミネートされたトロイ・コッツァーなど、全員が実際に耳の聞こえない俳優たちが参加。『タルーラ 〜彼女たちの事情〜』のシアン・ヘダー監督の映画へのこだわりが反映されたキャスティングです。
上白石萌音が映画の魅力を語るスポット映像は、映画を一足早く鑑賞し、深く感動・共感した上白石が「泣いて笑って、こうやって(口を押えて)ないと、わんわん泣いちゃいそうで」と、観賞後の興奮が未だ冷めやらぬ気持ちを語るシーンからスタート。続いて「家族はみんな耳が聞こえないので、ルビーの“歌声が分からない”“聞こえない”。でも悲劇のヒロインっぽくなることもなく、負けん気みたいなものを燃やして頑張る姿って、凄く勇気になりますね」と映画の見どころを熱く語り、「『歌うとどんな気持ちになるの?』って私にはちょっと共感しすぎてボロボロ泣いちゃいましたね」と、歌手としても活躍する彼女が、劇中のシーンと自らの人生と重ね合わせ、共感し、強く心打たれたシーンを明かし、絶賛の声で締めくくっています。
感想を改めて問われた上白石は「ここ数年で一番好きな映画です。10回は軽く泣いてます、超えてますね。いや、何回泣いたんだろう・・後半ずーっと泣いてました」と告白、“ルビー役のオファーが来たら?”という質問には「絶対やりたいです!」と即答するも、「でもこの役はエミリア・ジョーンズさんで完成するものなので、やりたい気持ちは想像にとどめます」と笑顔で加え、さらに「最近会う人みんなに勧めています。これだけは映画館で絶対に観て欲しいです」と熱を込めて語っています。
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