2021年、
伊吹有喜『今はちょっと、ついてないだけ』(光文社文庫 刊)原作の映画化として、千葉県茂原市、長野県千曲市、愛知県幸田町、長崎県島原市の4都市の協力により製作された映画『今はちょっと、ついてないだけ』が完成し、4月8日(金)より東京・新宿ピカデリーほかにて全国順次ロードショーが決定。合わせて、ポスター・ヴィジュアルと主題歌が情報公開されています。
部屋に差し込む朝の光、コーヒーの香り、湖を渡る風……。シェアハウスと自然を舞台に、ゆったり流れる時間の中で、日々を丁寧に生きようとする不器用な大人達の輝きを見つめる映画が誕生しました。かつてはスター・カメラマンだった寡黙な主人公を演じるのは、『
カフーを待ちわびて』以来13年ぶりの映画主演となる
玉山鉄二。シェアハウスの仲間たちに
音尾琢真、
深川麻衣、
団長安田(
安田大サーカス)、ほか
高橋和也らが顔を揃えます。『
四十九日のレシピ』他が映像化された作家・伊吹有喜の同名小説(光文社文庫刊)を原作に、『
パーフェクトワールド 君といる奇跡』の
柴山健次が監督を務めました。ままならない現実を「今はちょっと、ついてないだけ」と受け入れ、“心が本当に求めるもの”を重ねる日々に見出していく丁寧な生き方が、心をそっと幸せで満たします。
このたび公開されたポスターにも注目。主人公・立花浩樹を演じる玉山鉄二が、長野県飯山市北竜湖で、美しい緑の木々をバックにカヌーを操るシーン、そして、千葉県茂原市に本作のため準備されたシェアハウスの前で、仲間たちである音尾琢真、深川麻衣、団長安田と4人の笑顔が印象的なシーンを組み合わせた、色鮮やかなヴィジュアルが完成しました。
また、主題歌は
Age Factoryの楽曲「First day song」に決定。今回提供した楽曲「First day song」は、彼ら初の書下ろし曲となります。
[コメント]今日は残された日々の最初の1日目だ。
それは全ての人に言えることだし、きっと僕らはどこまでも自由なんだと思う。
憧れていた昨日ではなく誰も知らない明日を見ていたい。
原作を読んでとても澄んだ空を見たくなりこの曲を書きました。
誰かの大切な瞬間に贈ります。
初めて題材のある曲を書きました。
とても好きな曲が出来て嬉しく思います。ありがとう――Age Factory 清水英介(vo,g)©2022映画『今はちょっと、ついてないだけ』製作委員会/画・柴山智隆