今や海外でも一大ムーブメントとなっているジャパニーズ・シティ・ポップのブームのきっかけとなった“プラスティック・ラブ”現象を巻き起こした立役者の一人、韓国のプロデューサー / DJの
Night Tempoが、意外なメジャー・タイトルから超マニアックな作品まで、100アーティスト100曲のシティ・ポップをセレクトし、紹介した書籍『Japanese City Pop 100, selected by Night Tempo』を2月1日(火)に発売しています。
Night Tempoが「この本はシティポップをあなたに紹介する友だちです」とコメントするように、友達にカッコ良いシティ・ポップ曲を教えるような感覚で監修、これまでのシティ・ポップ・ディスク・ガイド本とは一線を画す、海外視点で選曲した手に取りやすいカジュアルな入門編となっています。彼のフィルターを通して選曲されたシティ・ポップは、「アイドルの曲だから…」といった先入観もなく、だからこそ、リアルタイム世代には「これがシティ・ポップ?」と感じる曲もあるかもしれませんが、それこそがこの本が提案する新しいシティ・ポップの楽しみ方となっています。
本書のイラストは“昭和グルーヴ”シリーズのジャケットを手掛けるtree 13、アート・ディレクションはNight Tempoのオリジナル・アルバム『
Ladies In The City』等を手掛けるhighlights、楽曲解説は音楽ライターの池上尚志がそれぞれ担当しています。そして、Night Tempo本人が100アーティスト / 100曲への思いを綴ったコメントは必読。また、彼の韓国・ソウルの自宅に飾られた昭和ポップスのカセット・テープや昭和レトロ・ガジェットのコレクションの紹介、香港・ネオンシティ・レコーズのオーナー、Davy Lawとの海外目線のシティ・ポップ談義も掲載した充実の内容となっています。
また、Spotifyではこのディスク・ガイド本で紹介している楽曲を更に深掘りして解説する公式Music + Talk番組が毎週月曜午後9:00頃に配信中。2022年1月10日からスタートしたこの番組で、これまで
国分友里恵、
1986オメガトライブ、
大貫妙子、そして、
大橋純子をピックアップ。Night Tempoと池上の選曲とマニアックなトークを本書片手に楽しみたいところです。そして、本書発売と同時にNight TempoセレクトのSpotify公式プレイリスト「Japanese City Pop 100, selected by Night Tempo」も公開中。このディスク・ガイド本で紹介した楽曲に加え、プレイリスト用に特別に選んだ本書未収録曲をあわせて100曲をたっぷりと聴くことができます。
さらに、本書発売を記念して、2月5日(土)の午後10:00から生配信トーク・イベントも自身のYouTubeチャンネルで開催が決まっています。ソウルの自宅から自慢のシティ・ポップ・カセット・コレクションと共に、楽曲への思いを語る必見の1時間となりそうです。
そして、同日午後11:30からは俳優・
斎藤工のラジオ番組、bayfm『TAKUMIZUM』にリモート出演。昨年からSNS上で交流のあった斎藤と遂にリモートで対面。違うフィールドで活動をしながらも、文化やアートへの向き合い方が近い2人の息の合ったトークは必聴です。
2022年1月19日にNight Tempoによる“昭和グルーヴ”をリリースしたばかりの
小泉今日子から本書への推薦コメントが到着しています。
[コメント]Night Tempoさんって、タイムマシーンを持っていると思う。時空を自由に行き来して、過去から宝物を掘り出し、未来に放つ。そんなロマンを感じる一冊。――小泉今日子