数々の国内AORの名盤を生んだ
芳野藤丸を中心に、腕利きのスタジオ・ミュージシャンを迎えて結成されたバンド、
SHOGUNが、ライヴ・アルバム『
アライヴ!』を2月16日(水)にリリース。
プロデビュー50周年となる芳野藤丸。2022年はアニヴァーサリー・イヤーとなります。SHOGUN以外にも、ソロ名義のアルバムを4枚、
AB’Sを結成し7枚のアルバムをリリース。いずれも国内AORの名盤として高い評価を得ています。特に2020年に発売された7作目『
AB’S-7』は、前作『
Blue』から13年ぶりの新作であり、新しい世代のファンを獲得しています。そういったファンの要望もあり、入手困難となっていた5作目『NEW』と前述の6作目『Blue』は2021年9月タワーレコード限定で再発売され大好評となりました。キャリアに裏付けされた揺るがないアーティスト性はこの時代にも脚光を浴びています。
そして、アニヴァーサリー・イヤーの先頭に立つのが、このライヴ盤『アライヴ!』。SHOGUNには、ライヴ・アルバム(レコード、CD)が残されていません。SHOGUNでも、AB’Sでもメンバーは腕利きのスタジオ・ミュージシャンたち。グループ・アーティストとしての活動と並行して、スタジオ・ワークやライヴ・サポートなど、他のアーティストからも引っ張りだこ、超多忙なのです。
ライヴ・アルバム制作には、スタジオ・ワークだけでは収まらない綿密で入念な準備が必要です。ゆえにオフィシャルなライヴ・アルバムが残されていないのかもしれません。CDの時代以降、DVD作品が多く発表されるようになります。SHOGUN名義で残されている貴重なライヴ音源はDVD作品として2タイトルがあります。それらは現在、入手が難しい状況。キャリアがあればこそ、豊富な作品群が残されているわけですが、そのどれもが容易に入手できる状態ではありません。入手困難の音源はぜひともクローズ・アップさせるべきです。その2タイトルのライヴ映像より、オーディオ・トラックだけを抜き出し、最新のマスタリングを施し、近年評価の高い高音質CD「UHQCD」仕様でのアルバム・リリースとなります。