世界を舞台に活躍するピアニスト、
内田光子が「その深さや音楽的な密度において特別な作品」と語る
ベートーヴェン晩年の作品「ディアベッリの主題による33の変奏曲 ハ長調 作品120」を収録する、6年ぶりのアルバム『ベートーヴェン:ディアベッリ変奏曲』を4月8日(金)に発表します。この度、アルバム発売に先駆けて、収録曲「ディアベッリの主題による33の変奏曲 ハ長調 作品120からテーマ:Vivace」が先行配信中です。
作曲家の
アントン・ディアベッリから自作のワルツの主題を用いた作品を作ってほしいとの依頼を受けたベートーヴェンは、当初その依頼を拒否したものの、最終的に33もの変奏を作曲。ディアベッリの主題が徹底的に活用された多彩な変奏は、まさにベートーヴェンの変奏技法が駆使された集大成です。内田はこの曲を数年前からたびたびコンサートのメインに据えており、2021年秋の来日リサイタルでも披露されました。