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阿部サダヲ主演×水田伸生監督映画『アイ・アム まきもと』9月公開決定

阿部サダヲ   2022/02/22 12:20掲載
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阿部サダヲ主演×水田伸生監督映画『アイ・アム まきもと』9月公開決定
 阿部サダヲ×水田伸生という、『謝罪の王様』『舞妓Haaaan!!!』コンビが送る最新作映画『アイ・アム まきもと』の公開が2022年9月に決定。

 本作は、市役所の「おみおくり係」に務める“ちょっと迷惑な男”牧本壮。空気が読めない、人の話を聞かない、誰にも心を開かない。そんな牧本が孤独に亡くなった人を独自のルールに従いおみおくりしていく中、様々な人々と出会い、少し煙たがられながらも彼らの心に変化をもたらしていきます。そしてそんな人々とふれ合う中で、牧本自身の無味な人生も彩られていきます。牧本の“迷惑”がいつしか“無垢な気持ち”として、周囲と自らに影響を与えていくヒューマン・ストーリー。

 監督は『舞妓Haaaan!!!』、『謝罪の王様』、『あやしい彼女』などの映画や、TVドラマ『ゆとりですがなにか』『獣になれない私たち』等の話題作を手掛けてきた水田伸生。現代の日常に潜むリアルな問題をシニカルかつユーモラスに表現することに定評があり、本作でも身近にある普遍的なテーマを笑って泣けるエンターテインメントへと昇華させています。脚本は、岸田國士戯曲賞受賞の劇作家であり、昨今はNHK『LIFE!〜人生に捧げるコント〜』など映像作品に活躍の場を広げている倉持裕が担当。皮肉が効いていてユーモアに富んだセリフと登場人物への優しい眼差しが同居する、ファンタジックな物語を丁寧に紡ぎ上げます。

 主人公・牧本壮役は、水田監督が手掛けてきた『舞妓Haaaan!!!』、『なくもんか』、『謝罪の王様』に続き、今回4度目のタッグとなる阿部サダヲ。身寄りがなく亡くなった方を無縁墓地に弔う、小さな市役所の“おみおくり係”という役どころを超然としたたたずまいで演じます。これまで、唯一無二の存在感を放ち、シリアスな役から振り切ったコミカルな役柄まで幅広く演じてきましたが、本作ではユニークな言動と行動でちょっと迷惑な存在でありながら、なぜか応援したくなる牧本を好演しています。

[コメント]
台本を読んでとっても温かい気持ちになりました。おみおくり係の牧本壮という、なんとも愛おしいキャラクター。もう少し長く牧本をやっていたかったなぁ、と思いつつ撮影を終えたのを覚えています。牧本に関わる素敵なキャストの方々とロケ地(山形)の風景。久しぶりの水田組。癒されました。
ご覧になるお客様に、牧本壮の真っ直ぐ過ぎて少し迷惑かも?と思える生き様を観て、和んで頂きたいです。よろしくお願いします。

――阿部サダヲ

『人を憂(うれ)うことが出来る人が優しく、人間として優(すぐ)れている』と、太宰治は書いています。
主人公「まきもと」に友人はいませんが、他者を憂うことが出来、その気持ちを行動に移せる人間なのです。
経済が幸せの指標とされて以来、「利己主義」な思考や行動が目立つ情けない世の中ですが…人間の持つ「美徳」が他者を敬い、尊重する「利他主義」だとすると「まきもと」こそ「美徳」の持ち主です。

[阿部サダヲについて]
阿部サダヲさんは、私が最も信頼する俳優のひとりです。
以前「阿部サダヲさんはどんな俳優?」という問いに「ゴム毬のような」と答えました。説明すると「手触りは柔らかく、決して人を傷つけたりしないが、強く床に投げつければ驚くほど高く飛んで行くし、いつまでも小さく弾んでいることもできる」そんな俳優なのです。演技の特性は「助走無しで跳ぶ、走高跳」の如く「観客に展開を予測させない振幅の大きな演技」この特性に加えて、今回は「シームレス」繋ぎ目のない演技を要求しました。

――水田伸生

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©2022 映画『アイ・アム まきもと』製作委員会

『アイ・アム まきもと』
2022年9月 全国の映画館で公開
配給: ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント
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