2018年のフジロックでのパフォーマンスが絶賛された、ハリソン・ミルスとクレイトン・ナイトからなる米シアトルのプロデューサー・ユニット、オデッザ(ODESZA)が先日発表した新曲「The Last Goodbye」のミュージック・ビデオを公開しました。オデッザの映像作品を長らく担当しているシーン・クサナギが監督を務めています。
この約4年ぶりのシングルは、ナイトとミルスがベティ・ラヴェットの1965年の楽曲「Let Me Down Easy」のオリジナル・ヴォーカルを発見したところからスタートしました。彼女の歌声の力強さに感銘を受けた2人は、この曲を再構築し、シネマティックなシンセ・サウンドと最先端のエレクトロニクスサウンドを融合させ、ベティの持つパワフルな歌声の新たな魅力を引き出すと同時に、楽曲に新たな命を吹き込んでいます。
オデッザは「この曲は、1965年にリリースされたベティ・ラヴェットの〈Let Me Down Easy〉のような、不朽の名曲を、現代的かつ最先端のエレクトロニックの舞台に持っていこうというコンセプトから生まれたんだ。一見、遠い存在に見える2つの世界を結びつけるというアイデアに、僕たちは常に惹かれてきた。この曲を書く過程で、ベティの歌声と一緒に仕事ができたのは本当に光栄だったよ。彼女の歌声は、他の誰とも違って感情を伝えることができる。この曲は僕たちがアーティストとして取り組んだ曲の中でも、すごく充実したものになった。僕たちがこの曲を作った時と同じように、聴いてくれるみんなにも楽しんでもらえたら嬉しいよ」とコメントしています。