ブライアン・イーノが主宰するレーベル「オブスキュア」から1976年にデビューし、クラシカルでユーモアあふれる音楽が人気を呼んだペンギン・カフェ・オーケストラ。このグループの中心人物だった
サイモン・ジェフスが亡くなった後、息子のアーサー・ジェフスが結成した
ペンギン・カフェ(Penguin Cafe)が、2011年の
デビュー・アルバムの10周年記念盤『ア・マター・オブ・ライフ…2021』を4月29日(金・祝)に発表します。
ジャケットを一新し、初めて発売されるLPにはリマスター音源を使用。また、収録曲の「ハリー・ピアーズ」は、10周年記念盤のために再録したヴァージョンが収められています。「〈ハリー・ピアーズ〉は24年前に父の追悼式で演奏するために書いた曲で、ほぼすべてのライヴ(とサウンドチェック)の最後に演奏されてる。『A Matter of Life…』を最初にリリースしてから何百回、何千回と演奏してきたと思う。だから、アルバムを再発することになったとき、レーベル(Erased Tapes)オーナーのロバートとこの曲の最新ヴァージョンをレコーディングするのはきっと楽しい事だと感じたんだ。ほぼ同じアレンジなんだけど2011年からの経験を反映させたニュアンスやディテールが増えていると思う」とアーサー・ジェフスは語っています。
また、新しいジャケットは、オリジナル盤のアートワークをモチーフに、長年のコラボレーターであるアレックス・コゾボリスが、アーサーの第二の故郷であるトスカーナを訪ねて撮影した美しい写真を使用したもの。オリジナル盤のエミリー・ヤングの原画を再現するだけでなく、親子を思わせる少年と皇帝ペンギンの代わりに、アーサーとその娘を登場させることで世代交代を表現しています。