4月29日(金・祝)に公開される
蜷川実花監督の新作『ホリック xxxHOLiC』。原作は、累計1400万部を突破しているCLAMPの大ヒット・コミック。
人の心の闇に寄り憑くアヤカシが視えることで孤独に生きてきた高校生、四月一日(
神木隆之介)が、対価と引き換えにどんな願いも叶えてくれる「ミセ」(店)に迷い込み、ミセの女主人、侑子(
柴咲コウ)と出会うことで、不思議な運命に足を踏み入れていく様子が描かれている本作。
対価と引き換えにどんな願いも叶えてくれる「ミセ」の女主人・侑子は、“同じ服を二度と着ない”というキャラクター。そのため演じる柴咲コウも劇中でなんと16着もの衣装を披露していますが、その一部が公開されました。
ゴージャスでデコラティブな衣装でまず目をひくのは、華やかな緑の打掛に、幅広の帯を合わせた花魁風コーデ。大きく結われた盛り髪には、蝶や花が彩られた金色の簪を挿す徹底ぶり。大きな黒いリボンのように結われた髪型が印象的なカットの衣装は、赤い牡丹の柄や大胆に見せた肩がポイントとなっている着物風ドレス。花を模した繊細なカチューシャに合わせたリボンや、花柄をあしらった白いワンピースは可愛らしくも美しい。そして様々な生地が幾重にも重なってできた深紅のドレスなど、妖艶で気品溢れる衣装が満載。そのほかにも、エキゾチックなオレンジのワンピース、ベールで顔を隠したアラビアン風のコーデ、透け感のあるシフォン生地の袖と大ぶりのネックレス&ヘッドセットが神秘さを醸し出すコーデなど、現実離れした豪華絢爛な衣装が次々と登場します。
さらに、藤棚や蓮の花が咲き乱れる美しい「ミセ」のセットや美術、登場人物が使用する小道具など、細部に至るまでこだわりをもって作られている本作。特に侑子が使う煙筒は特注で制作されており、そこから煙が薫る様は優雅かつ幻想的で、監督の深いこだわりを感じさせるシーンとなっています。
柴咲は衣装について「日が変わると衣装も変わる、毎回毎回、ファッションショーのような気分で楽しませてもらいました。ほんとに一瞬しか映らない衣装もあって、特に縁側でお酒を飲んでいるシーンの衣装が気に入っています。目の前にキラキラした装飾のある衣装で、見るものすべてがキラキラしていました」と振り返っています。
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