ブルーノート・レコードは、ジャズ・オルガンのレジェンドである
ロニー・フォスター(Ronnie Foster)と新たに契約を交わしました。フォスターは70年代にブルーノートからアルバムを出しており、40年以上ぶりの再契約。自身のアルバムとしては36年ぶりとなる新作を2022年夏に発表します。
ブルーノートの社長である
ドン・ウォズは「ロニー・フォスターの作品はブルーノートのジャズ・レガシーに大きく関わっており、彼の録音から引き出されたサンプリングはヒップホップの形成に決定的な影響を与えています。それから50年経ち、彼はこれまで以上にハート、ソウル、グルーヴを携えてレーベルに戻ってきました。我々は彼を迎え入れることができ、とても興奮しています」と語っています。
また、フォスターは今回の契約について、「ブルーノートはつねに“アート・オブ・ジャズ”を象徴してきた。私はブルーノートを聴いて育ち、多くの偉大なミュージシャンを体験してきたよ。新しいアルバムが出ると、誰かの家に行ってみんなでチェックしたものさ。ホレス・シルヴァーやアート・ブレイキーのジャズ・メッセンジャーズ、ドナルド・バードやハービー・ハンコックまで、ブルーノートのロースターは、魅力的な存在だった。そしてもちろん、ジミー(・スミス)もね。彼の演奏はクレイジーだったよ! バッファローにある図書館で、ヘッドフォンでよく聴いていたものさ」とコメントしています。
ジャンルを超え活躍してきたフォスターのオルガンは、
スティーヴィー・ワンダー「Summer Soft」(『
キー・オブ・ライフ』収録)、
ジャクソンズ「キャン・ユー・フィール・イット」(『
トライアンフ』収録)、
ジョージ・ベンソン『
Breezin'』などでも聴くことができます。
Photo by Jen Rosenstein