「第64回グラミー賞授賞式」が現地時間の4月3日、米ラスベガスのMGMグランド・ガーデン・アリーナにて開催されました。主要部門の年間最優秀レコードはシルク・ソニック、年間最優秀楽曲はシルク・ソニックの「Leave The Door Open」、年間最優秀アルバムは
ジョン・バティステの『
ウィー・アー』、最優秀新人賞は
オリヴィア・ロドリオがそれぞれ受賞。また、日本人の
藤村実穂子がコーラスマスターとして参加した
グスターボ・ドゥダメル指揮ロサンゼルス・フィルハーモニック他の『マーラー:交響曲第8番「千人の交響曲』が最優秀クラシック合唱を、チェロ奏者の松本エルが参加しているサンゲータ・カウルとヒラ・プリットマンの『Mythologies』が最優秀クラシック・ソロ・ヴォーカル・アルバムを受賞しています。
ドラマーの
テイラー・ホーキンスが急逝し、予定されていたパフォーマンスをキャンセルした
フー・ファイターズは最優秀ロック・パフォーマンス、最優秀ロック・ソング(「Waiting On A War」)、最優秀ロック・アルバム(『
メディスン・アット・ミッドナイト』)の3部門を受賞。授賞式ではテイラー・ホーキンスを追悼する映像が映し出されました。
その他、おもな受賞作品 / アーティストは以下のとおり。最優秀オルタナティヴ・ミュージック・アルバムは
セイント・ヴィンセントの『
DADDY'S HOME』、最優秀ラップ・アルバムは
タイラー・ザ・クリエイター『Call Me If You Get Lost』、最優秀ジャズ・ヴォーカル・アルバムは
エスペランサ『
ソングライツ・アポセカリー・ラボ』、最優秀ジャズ・インストゥルメンタル・アルバムは
ロン・カーター(b)、
ジャック・ディジョネット(ds)、
ゴンサロ・ルバルカバ(p)の『
Skyline』、最優秀アメリカーナ・アルバムは
ロス・ロボスの『
ネイティヴ・サンズ』、最優秀フォーク・アルバムは
リアノン・ギデンズの『They're Calling Me Home』、最優秀グローバル・ミュージック・アルバムは
アンジェリーク・キジョー『Mother Nature』、最優秀コンピレーション・サウンドトラックは
アンドラ・デイの『The United States Vs. Billie Holiday』、最優秀スコア・サウンドトラックは『クイーンズ・ギャンビット』と
ジョン・バティステ、
トレント・レズナー、アティカス・ロスの『
ソウルフル・ワールド』、プロデューサー・オブ・ザ・イヤーはジャック・アントノフ、最優秀オーケストラル・パフォーマンスは
ヤニック・ネゼ=セガン指揮
フィラデルフィア管弦楽団『プライス:交響曲第1番、第3番』。
「第64回グラミー賞授賞式」は4月4日(月)午後10時から字幕版がWOWOWで放送 / 配信されます。
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