ラジオ局J-WAVE(81.3FM)が、NFTを活用した新人アーティスト発掘&育成プロジェクト「J-WAVE MUSIC ACCELERATOR PROGRAM」通称“MAP(マップ)”を4月1日より開始。現在、参加アーティスト(プロ・アマ問わず)のエントリーを受付中です。
ミュージックシーンが急速にデジタル化するなか、アーティストは従来の音楽家の枠を超えた、スタートアップ企業のような存在になってきました。音楽を制作するだけでなく、自身のブランディングやマーケティング、ヴィジュアルコンセプトまでを幅広く手掛けるスキルが必要になってきています。それらを身に着けるにはプロの知見やスキル、そしてテクノロジーの助けが必要です。一般的なスタートアップ企業には、自身の成長を加速させる「アクセラレーター・プログラム」という仕組みが存在します。これは大企業が将来性のあるスタートアップ企業を、協業や出資を目的として自社のリソースを提供したり、アドバイスや指導を行うメンターを付けたりして、一定期間さまざまな形で支援・育成するプログラムとなっています。しかし、ミュージシャンにはこのようなアクセラレーター・プログラムがありません。そこでJ-WAVEは、将来性のある次世代アーティストをスタートアップとみなし、彼らに向けた公開型のミュージック・アクセラレーター・プログラム(以降MAP)を4月1日より開催します。
MAPは、次世代アーティストを発掘し、J-WAVEと豪華プロデューサー、そしてクリエイター陣がメンターとなってアーティストを育成していく新しい試みです。ラジオのオンエアと動画配信を通じて、MAPアーティストの成長過程を公開しながら、およそ半年間をかけて進行していきます。
スタートアップ企業のアクセラレーター・プログラムには、成果を発表する「デモデー」が存在します。MAPも同様に、アーティストがライヴを披露するデモデーを実施します。実施日は10月22日(土)、23日(日)の2日間。東京・六本木ヒルズで開催する音楽とテクノロジーの祭典〈J-WAVE INNOVATION WORLD FESTA〉(通称: イノフェス)のメインステージで、ライヴパフォーマンスを披露します。
MAPで次世代アーティストを支援、育成するのは、エンタメ界を代表する豪華プロデューサー、クリエイター、マーケター陣です。ワイドプログラム『INNOVATION WORLD』のナビゲーターで開発者、AR三兄弟長男の川田十夢、『TOPPAN INNOVATION WORLD ERA』ナビゲーター、ライゾマティクスの
真鍋大度、
ASIAN KUNG-FU GENERATIONの
後藤正文、東京パラリンピック閉会式のプロデュースも手掛けたクリエイティブディレクター
小橋賢児、『
鬼滅の刃』のテーマ曲「
紅蓮華」作曲者の
草野華余子ほか、超豪華メンバーがMAP選出アーティストの成長をアクセラレーション(加速)していきます。
そして、MAPの最大の特徴は、NFTを活用したアーティスト育成です。NFTとはNon Fungible Token(非代替性トークン)の略で、ブロックチェーン技術を使ってデジタルデータの所有権を保証することができる仕組みです。今回のMAPでは、選出されたアーティストの皆さんに約半年の間に、デモ音源を3〜4曲制作いただき、それをNFTとして国内外のマーケット・プレイスにて販売していきます。販売収益は手数料、運営費を除いて次のデモ音源制作費になります。
MAPでは、プロ・アマ・年齢・国籍問わず、幅広くエントリーアーティストを募集しています。バンド、シンガー・ソングライター、ラッパー、ボーイズ・グループ、ガールズ・グループ、VTuberなど形態もジャンルも問いません。J-WAVEと豪華メンター陣がおよそ半年間のMUSIC ACCELERATOR PROGRAM(MAP)を通じてアーティストの可能性を引き出していきます。