『プリンス:ゴールド・エクスペリエンスの時代』が6月17日(金)に発売されます。
1990年に
ニュー・パワー・ジェネレーションを結成、最新のサウンドを貪欲に取り入れながら新たな展開を見せ始めた
プリンス。
カルメン・エレクトラや、やがて伴侶となるマイテなど、恋人たちから得た刺激も作品に反映していた90年代前半は、もともと旺盛な創作意欲に拍車が掛かった時期。しかし契約更改を機に所属レーベルとの関係が徐々に悪化、シンボル・マークへの改名騒動や、頬に「SLAVE」と書いてステージに立ち抗議の姿勢を見せるなど、波乱の時代でもありました。
本書では、95年の傑作『
ゴールド・エクスペリエンス』を軸に、本作と関連する自身のアルバム、参加作品まで含めて、残された多数の音源を徹底検証。常人離れした多作家がどのような流れで高品質の作品を生み続けていたのか、その真相に迫ります。著者、長谷川友が『プリンス:サイン・オブ・ザ・タイムズのすべて』に続いて送る、渾身の研究書。