ユジャ・ワン(p)、
アンドレアス・オッテンザマー(cl)、
ゴーティエ・カプソン(vc)からなるトリオがアルバム『ラフマニノフ&ブラームス作品集』を9月2日(金)に発表します。先行シングルの「ブラームス:チェロ・ソナタ 第1番 第1楽章」が公開中。
2021年7月に独ドルトムントのコンツェルトハウスで録音された今作には、
ラフマニノフと
ブラームスのチェロ・ソナタと、ブラームスのクラリネット三重奏曲を収録。ラフマニノフのチェロ・ソナタについてユジャ・ワンは「ラフマニノフがチェロ・ソナタの中で作り出す対話は、とても特別なものです。録音では、ラフマニノフの魂が私たちを包み込んでくれているようでした」、ブラームスの作品については「2つの傑作におけるブラームスの表現と、クラリネット三重奏曲でのアンドレアスの演奏から、同じような魔法とインスピレーションを感じました。私たち3人の自由な感覚とコミュニケーションをリスナーと共有できるのはとても嬉しいことです」とコメントしています。
オッテンザマーは「ブラームス・トリオ(クラリネット三重奏曲)のような傑作を録音するのは大きな挑戦でしたが、親しい友人であるユジャとゴーティエと一緒であったからこそ実現できたことだと思います。彼らと一緒にステージに立つのはいつも自然に感じます」、カプソンは「この録音では、すべてがとてもスムーズにいきました。そして、空気中にとても貴重で美しいエネルギーが漂っているようでした」とそれぞれ語っています。