5月に埼玉・秩父ミューズパークで開催された〈LOVE SUPREME JAZZ FESTIVAL 2022〉のヘッドライナーを務めた
ロバート・グラスパー(Robert Glasper)が、ジャマイカン / アメリカンのソングライター / プロデューサー / マルチ・インストゥルメンタリストのマセーゴをフィーチャーした新曲「All Masks」を7月28日に発表しました。
2月にリリースされた『
ブラック・レディオ3』を制作中、感染症蔓延のさなかに書いたという新曲について、グラスパーは「この曲はシンプルで、COVIDのために笑顔が奪われてしまったという事実を歌っている。誰かを見て、微笑んだり、にっこりしたりするという、とてもシンプルなことがなくなってしまった。今回のように、ある時点から世界中で笑顔が奪われることがおこるなんて誰が想像できただろう。多くの人間関係というのはそうやって笑顔や微笑みから始まっている。何気ない笑顔は、誰かの一日を明るくする贈り物であり、誰かの一日を変えるものだったのに、その小さな小さな仕草が、みんながマスクをつけなければならないために、拭い去られてしまった。だから、みんながマスクをつけている真っ最中にこの曲を書いたんだ」と語っています。
また、〈LOVE SUPREME JAZZ FESTIVAL 2022〉でのライヴの模様は、8月13日(土)15:00からWOWOWで放映されます。
©Mancy Gant