国際的な評価が高まるなか、2027年から
ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団の首席指揮者に就任することが発表された26歳の指揮者 / チェリストのクラウス・マケラが、10月に
パリ管弦楽団と来日します。これを記念して、『シベリウス:交響曲第2番&第5番』が10月5日(水)に日本限定で発売されます。
マケラは、3月にクラシックの名門レーベルDECCAと専属契約を結び、デビュー作『シベリウス:交響曲全集』を発表。DECCAが指揮者と専属契約したのは、イタリアの名指揮者
リッカルド・シャイー以来40年ぶりと話題になりました。来日記念盤は、『シベリウス:交響曲全集』から、交響曲第2番と第5番をカップリングしたもの。2021年2月にオスロのコンセルトフスで
オスロ・フィルハーモニー管弦楽団と録音した音源を収録しています。このシーズンはパンデミックの影響で中断されたため、マケラとオスロ・フィルは2021年の春の大半をシベリウスの音楽だけを演奏することに費やし、マケラはシベリウスの録音について「何度も演奏して、録音しました。シベリウスの音楽は、他の作曲家と同じように、学ばなければならない言語であるので、このような状況であったからこそ、完成することができた作品です」とコメントしています。
10月の来日公演は、音楽監督を務めるパリ管を率いたもの。ソリストに
アリス=紗良・オット(東京・名古屋・岡山のみ)を迎え、東京、愛知・名古屋、岡山、大阪で全6公演行なわれ、
ドビュッシー、
ラヴェル、
ストラヴィンスキーを披露する予定です。岡山公演のチケットは8月5日(金)、東京、名古屋、大阪のチケットは8月7日(日)に一般発売されます。
Photo by Marco Borggreve