ジャズ・ピアニストの
キース・ジャレット(Keith Jarrett)が、2016年7月6日に仏ボルドーのボルドー国立歌劇場オーディトリアムで行なった、フランスでの最後のソロ・パフォーマンスを収録するアルバム『
ボルドー・コンサート』が、9月30日(金)に発売されます。収録曲「パートIII」が先行配信中です。
ジャレットは、2017年2月にニューヨークのカーネギー・ホールで行なったソロ・コンサートを最後に音楽活動を休止。2018年に2度、脳卒中を起こして以来左手にまひが残り、音楽活動への復帰が困難であることを『ニューヨーク・タイムズ』紙の取材で述べています。
ボルドーでジャレットがはじめて演奏したのは1970年。ガス・ネメス(b)と
アルド・ロマーノ(ds)とのトリオでのパフォーマンスでした。その後、1990年代初頭には、
ゲイリー・ピーコック(b)と
ジャック・ディジョネット(ds)との「スタンダード」トリオでふたたび演奏。このアルバムには、ボルドーでの最初で最後のソロ公演で、1,400人の観客を前に披露した全13曲のインプロヴィゼーションが収められています。
©Daniela Yohannes / ECM Records