2022年は、ピアニスト、
グレン・グールド(Glenn Gould)の生誕90周年・没後40周年にあたり、これにあわせて、ソニー・ミュージックからさまざまなタイトルがリリースされます。
9月21日(水)には、
坂本龍一が2008年と2009年に選んだベスト盤『
グレン・グールド 坂本龍一セレクション』がCD4枚組の完全盤で発売されます。ボーナス・トラックとして、坂本プロデュースのもとグールドの音源とヴァイオリニストの
宮本笑里が時空を超えてコラボした「バッハ〜グノー:アヴェ・マリア」を追加収録。今回のリリースにあわせ、坂本は「今年はグレン・グールド生誕90年・没後40年ということです。没後40年とはずいぶん長い時間に感じますが、グールドの魅力は全く変わりませんね。ぼくも日々彼の演奏を聴き続けています。 2008年と2009年に出した『グレン・グールド 坂本龍一セレクション』を4CDにコンパイルし、さらに新たなトラックを追加しました。 これからも一緒にグールドを聴き、その演奏を愛でていきましょう」とのコメントを寄せています。
10月26日(水)には、1979年から1981年にかけて、グールドが最晩年に精力を傾注した『バッハ・シリーズ(グレン・グールド・プレイズ・バッハ)』三部作の映像が初めてBlu-rayディスクで発売されます。映像は、それぞれ『バッハでピアノを弾く理由』『フーガの技法をめぐって』『ゴールドベルク変奏曲』と題され、バッハの本質語るうえで重要なテーマを扱っています。いずれもキーとなる作品の演奏をメインに据え、フランスの映像作家でヴァイオリニストでもあるブリューノ・モンサンジョンとの対話を交える形で構成されています。
さらに、11月23日(水・祝)には、グッズ付きのCDが2タイトル同時発売されます。まず、グールドの若き日のポートレートのアクリル・スタンドが付いた『
サウンド・オブ・グレン・グールド(CD+アクリル・スタンド)』。CDには新旧のゴールドベルク変奏曲を最初と最後に配し、ハイドンからシェーンベルクまで、グールドの録音レパートリーの精髄を収録。そして、カレンダー付の『
グレン・グールド・カレンダー 2023(CD+カレンダー)』。グールドのカタログから厳選した12タイトルの名盤のジャケットをカレンダーにしたもので、CDには、カレンダーに使用された12タイトルから聴きどころを収録したベスト盤的な内容となっています。