“小説を音楽にするユニット”
YOASOBIが、
島本理生・
辻村深月・
宮部みゆき・
森絵都という4人の直木賞作家とのコラボで進行しているプロジェクト「はじめての」から新たな展開が発表されました。その名も「はじめての」文芸部。YOASOBI誕生のきっかけとなった小説投稿サイト・monogatary.comと連動し、未来の直木賞作家発掘を目指す新人賞企画です。
選出された“第一期部員”は、「はじめての」の編集担当者のサポートを受けながらエンタテインメント小説作品を執筆。完成した作品を、株式会社水鈴社および株式会社ソニー・ミュージックエンタテインメントのYOASOBIチームが、書籍化やYOASOBIによる楽曲化も含むメディアミックス展開を進めていきます。音楽業界と出版業界を横断し、次世代を担う小説家を発掘育成する壮大なプロジェクト。小説家を目指している方はもちろん、執筆未経験でも表現したいこと、発信したいことがある方はぜひチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
[「はじめての」著者&YOASOBIからのメッセージ]物語を書くことは、心の中に、自分の居場所を作ることだと思います。
それがまた誰かの居場所になり、つながっていく。
小さな机の上から宇宙まで想像力が広がっていくような世界で、あなたと出会えるのを待っています。――島本理生(楽曲「ミスター」原作小説『私だけの所有者』著者)好きな音楽を聞いた時、小説や映画に感動した時、「自分もこんなの書いてみたい!」と思うことがあると思います。
そんな気持ちに出会ったら、思いきって書いてみてください。
何かや誰かから始まった憧れが、あなたにしか書けない物語になる日がきっとくる。
そんな小説を楽しみにしています。――辻村深月(『ユーレイ』著者)物語を創り始めると、人生が一つではなくなります。
リアルな自分の人生と、頭のなかで創造している登場人物たちの人生とが、パラレルワールドみたいにいつも併走している。
幸福のバリエーションが増えますし、リアルな人生のなかの失敗や挫折が、創造中の物語を強靱にする材料になることもあります。
楽しいですよ!――宮部みゆき(『色違いのトランプ』著者)勇気を出して人に見せる。意見をもらう。時にはぶつかり合う。
そのプロセスはきっとあなたに、物作りの武器となる客観性や柔軟性をもたらしてくれるはず。
自分一人の居心地のいい世界を離れて、どうか一歩を踏み出してください。――森絵都(楽曲「好きだ」原作小説『ヒカリノタネ』著者)小説を音楽に、というテーマの元旗揚げしたその瞬間からずっと、YOASOBIは物語と共に在ります。
これまでYOASOBIの楽曲の原作となった小説は、作者の年齢も性別も、作品のジャンルも文章量もさまざまです。ですが、全ての小説には共通して、悩み続けた痕跡がありました。大切な作品の種をどうやってより良いものにするか思い悩むことは、とても爽快で楽しいものだと僕は思っています。思いのままに悩み、書いては消してを繰り返し、頭に浮かんだ未来の傑作に心を躍らせながら丁寧に紡ぐ物語。そんな素敵な小説に出会えることを楽しみにしています。――Ayase(YOASOBI コンポーザー)「夜に駆ける」をはじめ、これまで数々の楽曲の原作小説の多くが、monogatary.comに投稿された物語です。
私も日々自分自身と対話しながら、言葉と真正面から向き合い、音楽を作っています。
あなただけの言葉と、あなただけの物語にいつか出会えることを楽しみにしています。――ikura(YOASOBI ボーカル)