2023年春全国公開予定の、
松山ケンイチ、
長澤まさみ初共演映画『ロストケア』。この度、本作の新たなるキャスト情報が発表されました。
原作は、
葉真中顕の同名デビュー小説。第16回日本ミステリー文学大賞新人賞を受賞し、審査員であった
綾辻行人に「掛け値なしの傑作である」と言わした名作を、『
こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話』(2018)、『
そして、バトンは渡された』(2021)の
前田哲監督が映画化。『
砂の器』(2004)、『
ストロベリーナイト』(2013)、『
四月は君の嘘』(2016)など、ヒューマン・ドラマの名手・
龍居由佳里が、監督と共同で脚本を書き上げました。
本作は、42人もの人間を殺めた連続殺人犯とその事件を担当する検事が取り調べを通じて対峙し、なぜ彼が大量殺人を犯したのかという真相に迫る社会派エンタテインメント作品。主人公の心優しい介護士・斯波宗典を演じたのは大河ドラマの主演をはじめ、数々の映画、ドラマの話題作に出演している演技派俳優・松山ケンイチ。また、斯波と対峙する検事・大友秀美を演じたのは日本アカデミー賞最優秀主演女優賞を受賞するなど、人気と実力を兼ね備えた俳優・長澤まさみ。本作で初共演を果たした2人の鬼気迫る対決は、観る者を一気に本作の世界に引き込み、映画史に残る壮絶な舌戦バトル・シーンとなっています。
そして、この度、
鈴鹿央士、
坂井真紀、
戸田菜穂、
峯村リエ、加藤菜津、
やす(
ずん)、
岩谷健司、
井上肇、
綾戸智恵、
梶原善、
藤田弓子、
柄本明が出演、世代を超えた実力派俳優陣の参戦が決定しました。
2019年に俳優デビューをしてから、『
蜜蜂と遠雷』(2019)や『
ドラゴン桜』(2021)など、数々の映画・ドラマの話題作に出演し、まさに飛ぶ鳥を落とす勢いの若手実力派俳優・鈴鹿央士が演じるのは、長澤まさみが演じる検事をサポートする検察事務官役の椎名幸太。長澤まさみと共に、連続殺人犯を追い詰め、隠された事件の真相究明に奔走する役どころとなっています。
また、1979年に映画デビューをして以来40年以上もの間、数多くの映像作品に出演し、日本の俳優界を常に先導してきた名優・柄本明が今回演じるのは、松山ケンイチ演じる連続殺人犯・斯波宗典の父、斯波正作。周りからは心優しい青年として慕われていた男・斯波宗典が未曽有の連続殺人事件を起こした理由、そしてきっかけを、父は知っていたのか?連続殺人犯の父という役柄を、圧巻の演技で魅せます。
その他にも、介護老人の娘役・坂井真紀、介護老人の娘役・戸田菜穂、ヘルパー役・峯村リエ、新人ヘルパー役・加藤菜津、坂井真紀演じる仕事先の友人役・やす(ずん)、検事正役・岩谷健司、ケアセンター長役・井上肇、取り調べを受ける女性役・綾戸智恵、警部補役・梶原善、検事の母役・藤田弓子の参加も発表されており、まさに世代を超えた超実力派俳優陣が集結し、社会派エンターテインメントを作り上げています。圧巻の演技力で観るものを引き付けて離さない映画『ロストケア』に、是非ご期待ください。
[コメント]松山さんと長澤さんのお芝居を特等席のような場所で見て感じることが出来て本当に幸せでした。
今まで、親や祖父母や曾祖母に介護が必要となる時がくることについて、きちんと考えたことがありませんでした。今回脚本を読んで自分の身に置き換えた時、沢山のことを考えさせられました。僕は数学が好きで、今回の役柄も数学的な知識を駆使して事件を解決に導く大事な役だったので、大切に演じようと思いました。――鈴鹿央士(椎名幸太 役)前田監督から手紙まで頂いたので、やるしかないと思いました。
私はいつも役を演じる際は、「脚本読んで」「台詞を言う」。これを大切にしています。
松山さんと親子の役を演じて、あらためて松山さんに才能を感じました。――柄本明(斯波正作 役)©2023「ロストケア」製作委員会