10月28日(金)に発売される
ビートルズ(The Beatles)の『
リボルバー』スペシャル・エディションから、『リボルバー』のレコーディング・セッションで最初に録音された「トゥモロー・ネバー・ノウズ」のテイク1が先行公開されました。スペシャル・エディションではセッションズ(CD2)に収録されています。
この楽曲のレコーディングには
ジョンの不思議なヴォーカル(回転するレズリー・スピーカーにマイクを繋いで録音)や、画期的なテープ・ループ(ポールの声を録音したテープの速度を上げて、カモメの甲高い声のように加工)、
リンゴの轟くようなドラム・パターン、
ジョージのタンブーラのドローン、それに逆回転のギター・ソロなどがフィーチャーされています。これらさまざまな試みが詰まった「トゥモロー・ネバー・ノウズ」について、アルバムが発売される前に『NME』紙のインタビューを受けた
ポール・マッカートニーは「ぼくたちがこれをやったのは、個人としては、みんなから“前に聴いたことがある”といつも言われるような音作りをすることにうんざりしていたからだ」と語っています。
『リボルバー』のスペシャル・エディションには、アルバム収録ヴァージョンのほか、1966年4月6日に録音されたこのテイク1と、正式なLPとして再度カットされる前に少数のレコードにだけ使用されたモノラル・ミックスという2つの「トゥモロー・ネバー・ノウズ」が収録されています。
©Apple Corps Ltd.