チェリストの
ヨーヨー・マが
エマニュエル・アックス(p)、
レオニダス・カヴァコス(vn)とのトリオが、2022年3月に発表した『
ベートーヴェン・フォー・スリー〜交響曲第2番&第5番「運命」』に続くアルバム『ベートーヴェン・フォー・スリー〜交響曲第6番「田園」&ピアノ三重奏曲第3番 作品1-3』を11月11日(金)に発表します。このアルバムからべートーヴェン:ピアノ三重奏曲第3番 第2楽章が公開中です。
3人がはじめてトリオで演奏したのは2014年のタングルウッド音楽祭。「ブラームス:ピアノ三重奏曲」を披露しました。意気投合した3人は2016年に「ブラームス:ピアノ三重奏曲」全曲録音を行ない2017年に発表。絶賛されたこの録音から5年の歳月を経て発表されたのが『ベートーヴェン・フォー・スリー〜交響曲第2番&第5番「運命」』です。
『ベートーヴェン・フォー・スリー〜交響曲第6番「田園」&ピアノ三重奏曲第3番 作品1-3』は、2022年5月に前作と同じく米マサチューセッツ州タングルウッドのセイジ・オザワ・ホールで録音。「田園」のトリオ用編曲はシャイ・ウォスネルが手がけました。
アックスはトリオで交響曲を演奏する試みについて「交響曲を初めて世に出す際に、フル・スコアでないことは当時普通だった。オーケストラを聴くというのが非常に稀な出来事だったから。その形式の音楽が出てきたのは何十年も後のこと。それまではピアノ1台、連弾、トリオやカルテットのアレンジを入手して、その曲を知っていったんだ。僕たちはそのルーツに回帰しようとしているんだ」と語っています。