『はらゆうこが語るひととき』(1981)、『Miss YOKOHAMADULT YUKO HARA 2nd』(1983)、『MOTHER』(1991)に続く4作目のオリジナル・アルバムとなる本作には、桑田佳祐全面バックアップのもと制作された全10曲の新曲が収録されています。すでに先行配信された「ヤバいね愛てえ奴は」や「鎌倉 On The Beach」で見せた原の新たなる一面にも通ずる“ヤバいよ、原由子てえ奴は”というキャッチコピーとともに発表された本作は、柔らかく情感豊かなこれまで通りの原由子像と、野心的かつ実験的なサウンドメイクで引き出された新たな一面が交差する、まさに原由子の女性アーティストとしての“ヤバさ”が詰まった作品になっています。
収録曲である「鎌倉 On The Beach」は、9月30日に先行配信リリース。現在全国でオンエア中であるユニクロの本人出演TV-CMでも使用されているこの曲は、作曲を原由子、作詞を原と桑田佳祐が担当。原曰く、1985年にサザンオールスターズとしてリリースしたアルバム『KAMAKURA』に収録され、原由子がヴォーカルを務めた「鎌倉物語」の続きのようなイメージを意識して制作された楽曲とのこと。「鎌倉物語」が発表された当時、恋をしていた若者たちが、時を経て成熟し大人になった世界を描いており、円熟味を増した今の原由子だからこそ書くことのできた1曲となっています。