ジャズ・ピアニストの
西山 瞳が影響を受けたヘヴィメタルを、
織原良次(fletless-b)、
橋本 学(dr)と組むトリオでカヴァーするプロジェクト“
NHORHM”が、『
New Heritage Of Real Heavy Metal』(2015年)、『
New Heritage OfReal Heavy Metal II』(2016年)に続いて3部作完結編となる3rdアルバム『NHORHMIII』を10月17日(水)にリリース。
2015年に始動したNHORHM。作品発表後には、
高崎 晃(
LOUDNESS)、
マーティ・フリードマン、
大村孝佳(
C4 /
dCprG)、
キコ・ルーレイロ(
ANGRA /
メガデス)といったギター・ヒーローから賛辞を受け、メタル復権を掲げる音楽誌「ヘドバン」vol.8号では10ページに亘るロング・インタビューが掲載されるなどメタル・シーンでも大きな反響を呼びました。近年、西山は音楽サイト「Mikiki」でメタルについての連載を持つなど、メタル・ファンの間でも広く認知される存在となっています。
前作よりおよそ2年ぶりにリリースされる第3弾は、
メタリカや
アンスラックス、
スリップノットなど、これまで取り上げていなかったバンドをカヴァー。ゲスト・ミュージシャンには、
EXILE ATSUSHIや
スガシカオのコーラス、映画やCMソングなど幅広い活動を行なうシンガーの
マヤ・ハッチが参加し、
ディオの名曲「Holy Diver」を歌っています。もう一人のゲストには、ガールズ・メタルバンド
MARY'S BLOODからギタリストのSAKIが参加。西山のオリジナル楽曲「Top of the Babylon」でラウドかつテクニカルなギター・プレイを披露しています。
アルバム最後は
聖飢魔IIの名曲「EL.DORADO」をカヴァーし、3部作有終の美を飾っています。本作について
デーモン閣下は「ブヒャヒャヒャヒャ〜、デーモンである。聖飢魔IIの代表作〈EL.DORADO〉が瞳嬢の瞳や耳、四肢を通してJAZZ化されたぞ! 何だかエッライ嬉しいんだな。同業異種の人から己の作品が評価されている感じが。そしてエッライ洒落ているんだな、その音が。早くももうヘヴィローテーションだ。酒と氷を手許で揺るがしながら、夜通し聴いていたい感じだ」とコメント。さらに「1曲だけではなくあと数曲カヴァーしてくれないかな〜、我らが作品。なに、3部作の完結編じゃと!? じゃあ“あと数曲”はないじゃん!! だった…ら〜、正式な録音発表作品ではなく〜、あと数曲プライベ―トで〜、我らの曲をカヴァーしてほしいな〜〜。何かおごるから。曲の数に比例して何回かおごるから。ぜひ前向きにご検討をされたし〜〜。グッハハ、ハハハハ〜!」とシリーズ完結に名残を惜しむ姿勢を見せています。