チェリストの
新倉瞳が単独公演〈新倉瞳チェロ・リサイタル “The Room”Vol.2 〜欧亜を駆ける〜〉を、7月17日(木)に東京・上野 東京文化会館小ホールで開催します。2024年3月に行なわれた〈新倉瞳チェロ・リサイタル “The Room” 〜浪漫回想〜〉に続く今回の単独公演では、共演の
碓井俊樹(p)とともに中央アジアとコーカサスの作曲家とその土地の名曲を披露する予定。新倉は今回の公演に向けたコメントを発表しています。
チケットの最速先行は2月18日(火)10:00より新倉瞳の公式メンバーシップ・サービス「新倉瞳Official Members “瞳の小部屋”」(登録無料)にて。その後の先行販売と一般発売についてはKAJIMOTOのウェブ・サイトをご覧ください。
[コメント]日本人に生まれ、チェロという楽器を選び、西洋音楽を学んできた私ですが、ひょんなご縁で友人からプレゼントしてもらったカザフスタンの民族楽器「ドンブラ」と出逢ってから「中央アジア」そして「コーカサス地域」の音楽と文化に興味を持つようになりました。
たった2弦とは思えない豊かなその響き、乾いた大地を思い浮かべるようなカザフスタンの民謡は、どこか物悲しくも遊牧民族ならではの輝きに満ち溢れた力強さがあります。
同じ中央アジアでも、カザフスタン、キルギス、ウズベキスタン、タジキスタン、トルクメニスタンの音楽はどこか似ているようで全く違うキャラクターを持っていますし、カスピ海を越えヨーロッパとアジアの十字路として栄えたコーカサス3国のアゼルバイジャン、ジョージア、アルメニアとなると、これまた一気にヨーロッパにグッと近づく!
そんな世界の音楽のグラデーションの美しさに、心奪われております。
この度は、欧亜を駆ける―——日本では未だ知られざる中央アジアとコーカサスの作曲家と名曲たち―——をご紹介したいと思います。――新倉 瞳