ニコライ・ヘス 2016/02/16掲載(Last Update:16/02/17 11:05)
2014年の初来日でヨーロッパ・ジャズ・ファンの心をつかんだ北欧デンマークの新世代ピアニスト、
ニコライ・ヘス(Nikolaj Hess)が、同郷の“静寂の画家”と称されるヴィルヘルム・ハンマースホイをテーマにしたアルバム
『ラプソディ』(DDCJ-4018 2,500 円 + 税)を2月24日(水)にリリースします。
ハンマースホイは19世紀末のデンマークを代表する画家。コペンハーゲンで描かれた代表作「室内 ストランケーゼ30番地」は音のない世界に包まれるような静けさにあふれています。2015年秋ニューヨークで開催された〈ヴィルヘルム・ハンマースホイ展〉で、ヘスはデンマーク国立美術館の依頼で〈インプレッションズ・オブ・ハンマースホイ〉というピアノ・ソロ・コンサートを開催。このアルバムはそのハンマースホイからインスパイアされたオリジナル曲やデューク・エリントン、ボブ・ディランのカヴァー曲で、ハンマースホイの無音の絵を音楽で表現しています。
レコーディング・メンバーは
ポール・モチアン・バンドでも活躍したデンマークのファーストコール、アンダース・クリステンセン(b)と、映画や演劇、ダンスなどの音楽監督としても活躍する実弟ミケル・ヘス(ds)。さらにパーカッション奏者
マリリン・マズールをゲストに迎え、世界一美しい音を創り出すと言われるオスロ・レインボースタジオの名エンジニア、ヤン・コングスハウクがミックス、マスタリングを手がけました。
3月にはこのアルバムを携えて京都、神戸、東京で来日公演も決定しています。公演スケジュールなど詳しくはレーベル「Cloud」のオフィシャル・サイト(
slowboattocloud.blogspot.jp)でご確認ください。